【バスケW杯】日本がパリ五輪に出るには? 順位決定戦組の出場権獲得条件|FIBAワールドカップ2023

2023-08-31
読了時間 約2分

FIBAバスケットボールワールドカップ2023は8月31日から2次ラウンドに突入する。金メダルを目指すチームは、32から16となった。

だが、1次ラウンドで敗退した16チームのワールドカップが終わったわけではない。2次ラウンドに進めなかった国は順位決定戦に回り、2024年パリオリンピックに出場する機会を競うのだ。

順位決定戦に回ったチームたちは、どうすればパリオリンピック出場権を得られるのか。『スポーティングニュース』がまとめた。

順位決定戦の仕組み

各国の最終順位を決める順位決定戦は、オリンピック出場チームを決める舞台でもある。また、最終順位はオリンピック世界予選出場チームを決める際にも用いられる。

順位決定戦に回ったチームは、1次ラウンドの成績に基づいて4つのグループに分けられる。そして順位決定戦の結果に基づき、17位から32位までの順位が決まる。

FIBAのウェブサイトによると、順位は以下のようになる。

  • 順位決定戦でグループ首位の国が17~20位
  • 順位決定戦でグループ2位の国が21~24位
  • 順位決定戦でグループ3位の国が25~28位
  • 順位決定戦でグループ4位の国が29~32位

2024年パリオリンピック出場権争い

FIBAバスケットボールワールドカップ2023では、ホスト国フランス以外の7チームが2024年のパリオリンピック出場権を獲得する。ワールドカップで敗退したチームは、オリンピック世界予選を通じて4つの出場枠を争う。

ワールドカップでパリオリンピック出場権を獲得する7チームは、単純に大会成績上位7チームというわけではない。

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7つの出場枠は、アメリカ大陸とヨーロッパ勢に2枠ずつ、アフリカ、アジア、オセアニアに1枠ずつ割り当てられている。それぞれの地域で最上位となったチーム(アメリカ大陸とヨーロッパは上位2チーム)が、フランスへの切符を手に入れる。

FIBA公式サイトによると、各地域でパリオリンピック出場権を獲得したチームや、ワールドカップで出場権を獲得する可能性があるチーム、出場権争いから脱落したチームは以下のとおりだ。

大陸 出場決定 出場争い中 敗退
アフリカ 1   アンゴラ、カーボベルデ、コートジボワール、エジプト、南スーダン  
アメリカ 2   ブラジル、カナダ、ドミニカ共和国、プエルトリコ、アメリカ メキシコ、ベネズエラ
アジア 1   中国、イラン、日本、ヨルダン、レバノン、フィリピン  
欧州 2   ジョージア、ドイツ、ギリシャ、イタリア、ラトビア、リトアニア、モンテネグロ、セルビア、スロベニア、スペイン フィンランド
オセアニア 1 オーストラリア ニュージーランド
ホスト国 1 フランス

順位決定戦でのパリオリンピック出場権獲得条件

FIBAバスケットボールワールドカップ2023で2次ラウンドに進めなかったチームが、2024年パリオリンピック出場権を逃したわけではない。

例えば、日本を見てみよう。

日本はワールドカップ1次ラウンドでアジア勢では唯一白星をあげており、3敗したレバノン、フィリピン、中国、ヨルダン、イランに対して優位にある。

ワールドカップでアジア最上位のチームはパリオリンピック出場権を獲得できる。日本は順位決定戦で前述の5チームを上回ればパリオリンピック出場だ。

アフリカ勢は、アンゴラ、南スーダン、カーボベルデ、コートジボワール、エジプトがいずれも1勝2敗という成績で1次ラウンド敗退となっている。

これらの5チームが引き続き、ワールドカップでパリオリンピック出場権を争うかたちだ。

原文:Olympic basketball qualifying, explained: How Classification Round teams can earn 2024 bid at FIBA World Cup(抄訳)