米国大学バスケットボールNCAAディビジョン1(D1)のネブラスカ大が属するBIG10カンファレンスの試合を放送する『BIG10ネットワーク』が2月16日(日本時間17日)、公式ツイッターで『日本のステフィン・カリー』と銘打って同大に所属する富永啓生の短編ドキュメンタリー映像を紹介した。
富永は2月以降、まさに『日本のステフィン・カリー』の愛称にふさわしい活躍を見せていた。6日(現地5日)のペンシルバニアステイト大戦で自己最多の30得点を記録すると、9日(現地8日)のミシガン大戦では24得点、12日(現地11日)のウィスコンシン大戦と15日(現地14日)のラトガーズ大戦でともに22得点を記録している。
すると、そのツイートの数時間後、NBAゴールデンステイト・ウォリアーズのカリーが、"Love it, Keisei!"(いいぞ、啓生!)と富永宛てにツイート。これには、日本のNBAファンのみならず、全米のファンが驚嘆し、富永は一躍話題の人となった。
注目が集まっていることや憧れのカリーからのツイートなどについて、2月26日(同27日)のミネソタ大との試合後に富永に話を聞いた。
以下、ミネソタ大戦後に行われた日本のメディアとの会見における富永の日本語での質疑応答抜粋(質問は要約)。
カリーと同じ舞台でプレイしたい気持ちは強くなった
——BIG10ネットワークがドキュメンタリー映像を流したり、それにステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が反応したりと、周りからの注目が集まっているが、注目が集まれば集まるほど燃えるタイプか。
富永:まあ、それはそうですね。でも、普通に自分のやることをやっているって感じなので、あんまり(そういうことを)気にしないほうですかね。
——カリーからあのツイートをもらった気持ちは。
富永:それはもう、嬉しかったですね。
——2019年にカリーが来日して会ったとき以来やり取りはなかった?
富永:そうです、なかったです。だから嬉しかったですね。
——あのツイートを受けてカリーと同じ舞台でプレイしたいという気持ちは強くなったか。
富永:はい、もちろん、それは強くなりました。
——BIG10ネットワークの特集をはじめ、2月の試合では実況担当者が富永啓生の名前を出さない日がないほど注目されているが、D1でここまで来ると思っていたか。
富永:いや、思ってはなかったですね。でも、そこまで上がっていかなければとは思っていました。なので、やっとここまで来れたなっていう気持ちはあります。
でもまだまだ満足はしていないですね。まだまだもっとこれから成長していきたいです。
2019年6月22日にカリーが来日した際、富永はカリーから、より高いレベルでプレイするためには「最も重要なのは自信、自分を信じる心を失わないこと。自分がコントロールできることに注力すること」というアドバイスをもらっている。
D1のネブラスカ大に転入後、出場機会がなかったりベンチからの出場になったりした時期もあったが、「自信をなくすことはなかったし、自分のできることをやっていただけ」と話した富永は、憧れの存在であるカリーの背中を追い、彼からのアドバイスをしっかり受け止めているようだ。
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