バスケ女子ベラルーシ代表が新型コロナで来日断念、W杯予選出場を辞退へ

2022-02-07
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(Getty Images)

日本代表とも対戦予定だったベラルーシ代表がW杯予選欠場へ

2月10~13日に開催されるFIBA女子バスケットボール ワールドカップ2022予選の日本大会(大阪会場)に出場予定だったベラルーシ代表が出場を辞退した。7日に日本バスケットボール協会が発表した。

同協会の発表によると、ベラルーシ代表は新型コロナウイルス感染症の陽性者及び体調不良者が多数発生したことにより、来日を断念したという。

ベラルーシ・バスケットボール協会は5日に同協会の公式フェイスブックページ上で「本日2月5日、2022年FIBA女子W杯予選の大阪大会に臨む代表チームは、飛行機に乗ることができなくなりました」と投稿していた。

「フライト直前に選手や監督のほとんどが新型コロナウイルス陽性と診断され、メンバーが濃厚接触者であることに加え、他の選手も空港で症状が出たため、日本の検疫規制を考えると、事実上大会出場は不可能となりました。このような状況のなか、大阪までの超長距離フライトを控えている残りのメンバーの健康を考慮し、ベラルーシ・バスケットボール協会はスポーツ観光省とともに苦渋の決断を下しました。今後、チームは2024年オリンピックの予選となる2023年11月のユーロバスケット予選の準備に集中することになります。応援してくれたファンの皆さんに感謝しています」。

ベラルーシ代表の出場辞退により、おおきにアリーナ舞洲(大阪府大阪市)で予定されていた同代表の3試合はすべて中止となる。

今大会は、ベラルーシ代表(2021年12月に発表されたFIBAランキングで11位)のほか、日本代表(同8位)、カナダ代表(同4位)、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表(同27位)の4チームが参加して総当たり戦を行い、上位3チームがFIBA女子W杯2022本大会の出場権を獲得する予定だったが、今回の事態を受けて、本戦出場権の取り扱いについては後日FIBA(国際バスケットボール連盟)から発表される予定となっている。

同予選は日本のほかセルビア2会場とアメリカ会場の計4箇所で開催。各会場で4チームによる総当たり戦が行われ、各会場の上位3チームがW杯出場権を獲得する(※W杯本大会開催地のオーストラリアと東京オリンピック優勝のアメリカは出場権を保持しているため、両国が含まれる会場は両国を除いた上位2チームが本戦出場権獲得)。

FIBA女子W杯は2022年9月22日から10日間、オーストラリアで開催される。

FIBA女子W杯2022予選 日本大会の日程と中止となる試合

2月10日(木):

  • 16:00 ボスニア・ヘルツェゴビナ対ベラルーシ(中止)
  • 19:00 日本対カナダ

2月12日(土):

  • 15:00 カナダ対ボスニア・ヘルツェゴビナ
  • 18:00 ベラルーシ対日本(中止)

2月13日(日):

  • 15:00 カナダ対ベラルーシ(中止)
  • 18:00 ボスニア・ヘルツェゴビナ対日本

なお、中止となる試合の前売り券については希望者に対して払い戻しを行うという。詳細は『FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022予選特設サイト』にて後日発表される予定だ。