【高校バスケ】河村勇輝の母校福岡第一が初代王者に|U18日清食品トップリーグ男子

2022-11-26
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(c)JBA

11月26日、国立代々木競技場第二体育館(東京都)にて高校バスケットボールの『U18日清食品リーグ バスケットボール競技大会 トップリーグ(男子)』の最終節が行われ、福岡第一(福岡)が7戦全勝で初優勝を飾った。

最終日の最終試合は、共に無敗で最終戦を迎えた福岡大学附属大濠(福岡)と福岡第一の同県対決に。立ち上がりは拮抗した展開だったが、第2クォーター、福大大濠の湧川颯斗(3年)が負傷退場すると流れは一気に福岡第一ペース。激しいプレッシャーディフェンスから福大大濠のミスを誘い、轟流維(3年)や崎濱秀斗(2年)が得点を重ね、29-48と大量リードでハーフタイムを折り返す。

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しかし、福大大濠は後半に猛反撃。ディフェンスで反撃の足がかりを作ると、広瀬洸生(3年)のスピーディかつアグレッシブなアタックや副島成翔(3年)、川島悠翔(2年)のゴール下の粘りで徐々に点差を詰め、第4クォーター残り1分21秒で4点差にまで詰め寄った。最後は70-76で福岡第一が逃げ切ったが、大会最終試合にふさわしいハイレベルでエキサイティングなゲームに、会場に詰めかけた観客は湧いた。

閉会式終了後には優勝した福岡第一の井手口孝コーチ、轟、崎濱らが記者会見に登壇。井手口コーチは「当初はこれほどに盛り上がる大会になるとは想像していなかった。いい大会で優勝させてもらい、関係者各位に感謝を申し上げたい」と述べた。OBである河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)を彷彿とさせるようなスピードとテクニックで観客を魅了した轟は「優勝できたことはうれしいけれど、ダメなところも多かった。修正して、ウインターカップでしっかり戦えるようにしたい」と、1か月後に控えたウインターカップを見据えていた。

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最終成績

優勝 福岡第一高校(7勝0敗)
準優勝 福岡大学附属大濠高校(6勝1敗)
3位 中部大学第一高校(5勝2敗)
4位 東海大学付属諏訪高校(3勝4敗)
5位 帝京長岡高校(3勝4敗)
6位 仙台大学附属明成高校(3勝4敗)
7位 正智深谷高校(1勝6敗)
8位 前橋育英高校(0勝7敗)

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※勝ち点が並んだ3チームは、当該チームの得失点差で順位を決定

個人ランキング(上位3位まで)

◆得点

1位:コネ ボウゴウジィ ディット ハメード(帝京長岡3年/平均25.9得点)
2位:石口直(東海大学付属諏訪3年/平均23.3得点)
3位:中川知定真(東海大学付属諏訪3年/21.1得点)

◆アシスト

1位:下山瑛司(中部大学第一3年/平均6本)
2位:轟流維(福岡第一3年/平均5.6本)
3位:高山鈴琉(東海大学付属諏訪3年/平均5本)

◆スティール

1位:轟流維(福岡第一3年/平均3.1本)
2位:高山鈴琉(東海大学付属諏訪3年/平均2.4本)
3位:矢野匡人(前橋育英3年/平均2.3本)

◆リバウンド

1位:コネ ボウゴウジィ ディット ハメード(帝京長岡3年/平均16.7本)
2位:中川知定真(東海大学付属諏訪3年/平均13.9本)
3位:ウィリアムス ショーン莉音(仙台大学附属明成2年/13.3本)


U18日清食品リーグとは?

バスケットボールU18世代の育成・強化の充実と、リーグ戦文化を通して育まれる競技力向上を目指すために創設された大会で、昨年関東ブロックでスタート。今年度より全国規模のトップリーグが新設され、前年度の全国大会での成績をポイント化した上位8チームが、全国各地で総当たりのリーグ戦を戦った。

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