【高校バスケ】桜花学園が全勝優勝で初代王者に|U18日清食品トップリーグ女子

2022-11-27
読了時間 約3分
(c)JBA

11月27日、国立代々木競技場第二体育館(東京都)にて高校バスケットボールの『U18日清食品リーグ バスケットボール競技大会 トップリーグ(女子)』の最終節が行われた。11月19日に全日程を消化し、最終節を待たずに全勝優勝を決めていた桜花学園(愛知)が初代チャンピオンとして表彰された。

表彰式後の優勝記者会見には、長門明日香アシスタントコーチ、キャプテンの横山智那美(3年)ら3選手が登壇した。

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長門ACは冒頭で、翌日から期末試験を控えていたことを理由に、日本バスケットボール協会(JBA)と協議の上で最終日の日程を早めたと説明。続けて、「大会の最初から、優勝を目指すというよりはチャレンジマッチのつもりで1試合ずつ戦い、最終的にその積み上げで優勝できた。初代チャンピオンを取れ、選手たちの自信にもつながった」と大会を総括した。

桜花学園は今大会をチーム力の底上げの機会として利用し、毎節エントリーメンバーを積極的に入れ替えて戦った。長門ACは「大会を通して20人ほど選手を出せたのはリーグ戦ならでは」と話し、横山も「桜花の強みは選手層の厚さ。大会で経験を積んだことで、一人ひとりがより課題を感じられたと思う」と続けた。

夏のインターハイでは、京都精華学園(京都)に敗れて3回戦敗退に終わった桜花学園。横山は「それぞれが個人に走ってチームとして戦えなかったのが敗因」と振り返り、「チーム全員が同じ方向を向かないと勝てない。この大会を通じて、全員がチーム力を高めるためにやるべきことを徹底できたし、自信をつけられたと思う」とコメント。11月13日の京都精華学園戦に68-66で勝利し、インターハイのリベンジを達成したことも選手たちの自信に大きくつながっただろう。

12月23日から始まるウインターカップは久しぶりにノーシードからの参戦となる。屈指の全国優勝回数を誇る"高校バスケ界の女王"は、今大会で得た経験と自信を胸に女王の座に返り咲けるか。注目したい。

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最終日の試合結果

第1試合:明星学園(東京)90-68 東京成徳大学(東京)
第2試合:岐阜女子(岐阜) 64-55 昭和学院(千葉)
第3試合:大阪薫英女学院 61-74 京都精華学園

最終成績

優勝 桜花学園(7勝0敗)
準優勝 京都精華学園(6勝1敗)
3位 岐阜女子(4勝3敗)
4位 大阪薫英女学院(4勝3敗)
5位 安城学園(3勝4敗)
6位 昭和学院(3勝4敗)
7位 明星学園(1勝6敗)
8位 東京成徳大学(0勝7敗)

※勝ち点が並んだチームは、当該チームの得失点差で順位を決定

個人ランキング(上位3位まで)

◆得点

1位:イゾジェ ウチェ(京都精華学園3年/平均26.9得点)
2位:永野紗弥香(安城学園3年/平均23.3得点)
3位:島袋椛(大阪薫英女学院2年/21.1得点)

◆アシスト

1位:堀内桜花(京都精華学園2年/平均7.0本)
2位:都野七海(大阪薫英女学院3年/平均5.7本)
3位:岡田彩葉(明星学園1年/平均5.5本)

◆スティール

1位:都野七海(大阪薫英女学院3年/平均4.5本)
2位:山宮好葉(東京成徳大学3年/平均2.6本)
3位:渡部結(昭和学院2年/平均2.4本)

◆リバウンド

1位:イゾジェ ウチェ(京都精華学園3年/平均14.0本)
2位:八木悠香(京都精華学園2年/平均12.3本)
3位:深津唯生(桜花学園1年/平均12.0本)


U18日清食品リーグとは?

バスケットボールU18世代の育成・強化の充実と、リーグ戦文化を通して育まれる競技力向上を目指すために創設された大会で、昨年関東ブロックでスタート。今年度より全国規模のトップリーグが新設され、前年度の全国大会での成績をポイント化した上位8チームが、全国各地で総当たりのリーグ戦を戦った。

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