野球日本代表『侍ジャパン』メンバー一覧｜WBC 2023

(Takuma Oikawa/The Sporting News)

今年3月、野球世界一を決める国際大会、第5回ワールド・ベースボール・クラシック（2023 World Baseball Classic™｜以下WBC）が開催される。ここでは、2017年以来6年ぶりの開催となる今大会に出場する注目の野球日本代表『侍ジャパン』のメンバー、選手プロフィール、選出の経緯などについてまとめる。

侍ジャパン WBC 2023 優勝への道のり

大会は3月8日に開幕。日本代表は9日の中国代表との1次ラウンド初戦に勝利を納めると、10日の韓国戦、11日のチェコ共和国戦、12日のオーストラリア戦にも快勝し、大会4連勝としてプールB首位通過が決定した。続く16日に行われた準々決勝では、プールA2位のイタリアと東京ドームで対戦し、9-3で勝利した日本が準決勝進出を果たした。日本は21日の準決勝でメキシコに勝利し、決勝戦に進出。22日に優勝をかけてアメリカと対戦し、3-2で勝利を収めて3大会ぶり（2009年から14年ぶり）通算3度目の優勝を果たした。

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侍ジャパンメンバー選出・発表の経緯

1月6日の先行発表に続き、26日には登録予定メンバー30人が正式に発表。2月10日、WBC公式ツイッターアカウント上で日本の最終メンバーリストが発表された（1月26日に発表された30人から変更なく、そのままリストアップされている）。ポジション別の構成は投手15人、捕手3人、内野手7人、外野手5人。二刀流の大谷翔平は野手・投手の両方に掲載されている。

ただ、大会開幕まで8日に迫った2月28日、外野手として登録されている鈴木誠也が出場を辞退することがNPBエンタープライズから発表された。所属するシカゴ・カブスでスプリングキャンプに参加していた鈴木は、脇腹の故障のため現地25日のオープン戦出場を取りやめていた。

当初、鈴木の代替選手は未定と発表されていたが、3月1日、ソフトバンクの牧原大成が追加招集された。

さらに、WBC本大会開幕後、準々決勝のイタリア戦の2日前となる3月14日、栗林良吏が登録抹消され、代わりに山﨑颯一郎が追加招集された。

「優勝だけを目指して」

1月6日に東京都内で実施された大会に向けた侍ジャパンの記者会見『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール記者会見』では、栗山英樹監督より代表メンバー12選手が先行発表された。

先行発表されたメンバーには、MLBロサンゼルス・エンゼルスで活躍し、この会見にも出席した大谷翔平のほか、同じくMLBで活躍するダルビッシュ有、鈴木、NPBの村上宗隆、山本由伸、佐々木朗希ら有力選手が名を連ねた。

6日の会見で、栗山監督は「日本の野球をやりきって勝ち切る」、大谷は「優勝だけ目指してがんばる」と抱負を語った。また、会見に出席しなかった先行選出選手全員のコメントも発表され、その多くが世界一を目標に掲げている。

続いて、20日後の26日には侍ジャパン登録予定選手の発表記者会見が東京都内で実施され、先行発表された12人のほか、NPBから松井裕樹、大勢、岡本和真、山田哲人ら、MLBから吉田正尚、ラーズ・ヌートバーら18人を加えた30人の代表メンバーが出揃った。追加発表された選手たちのコメントも発表されている。

26日の会見にはスーツ姿で栗山監督が登壇し、全30選手の名前を所属球団を読み上げた。メディアとの質疑応答で目標を問われた栗山監督は改めて「世界一」と断言。「日本野球の魂、これまで先輩が作ってくれた日本野球、今プレーしてくれている日本の選手たちの魂を最大限に活かせる」形を考えた結果、このメンバー構成になったと説明した。

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ポジション別の野球日本代表・侍ジャパンの選手リストは以下の通り。