大阪桐蔭出身のプロ野球選手一覧、2024年チームの注目選手・戦績は?|高校野球

2024-05-11
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時事通信

高校野球の名門として知られ、春夏合わせて9回の甲子園優勝(27回出場)を誇る大阪桐蔭高。同校出身のプロ野球選手、2024年度のチームの注目選手、戦績などについて紹介する。

■大阪桐蔭高出身のプロ入り一覧

※NPBのみ

名前 最終学年 プロ入り(経歴)
今中慎二 1988年度 中日・1988年1位
桐山明佳 1988年度 日本ハム・1988年ドラフト外
萩原誠 1991年度 阪神・1991年1位
背尾伊洋 1991年度 近鉄・1991年5位
渕脇芳行 1992年度 近鉄・1992年6位
川井貴志 1994年度 ロッテ・1998年3位(城西大)
森本学 1995年度 ダイエー・2002年6巡目(福井工大/シダックス)
北川利之 1996年度 横浜・2002年6巡目(法政大/川崎製鉄水島)
谷口悦司 1997年度 近鉄・2001年4巡目(日本生命)
福井強 1998年度 西武・2000年8位(プリンスホテル)
水田圭介 1998年度 西武・2000年7位(プリンスホテル)
桟原将司 2000年度 阪神・2003年4巡目(新日鉄広畑)
中村剛也 2001年度 西武・2001年2巡目
岩田稔 2001年度 阪神・2005年大社希望枠(関西大)
西岡剛 2002年度 ロッテ・2002年1巡目
三島輝史 2003年度 ロッテ・2003年5巡目
高島毅 2004年度 オリックス・2008年4位(青山学院大)
辻内崇伸 2005年度 巨人・2005年高校1巡目
平田良介 2005年度 中日・2005年高校1巡目
丸毛謙一 2006年度 巨人・2010年育成8位(大阪経済大)
中田翔 2007年度 日本ハム・2007年高校1巡目
岡田雅利 2007年度 西武・2013年6位(大阪ガス)
浅村栄斗 2008年度 西武・2008年3位
江村直也 2010年度 ロッテ・2010年5位
西田直斗 2011年度 阪神・2011年3位
山足達也 2011年度 オリックス・2017年8位(立命館大/Honda鈴鹿)
藤浪晋太郎 2012年度 阪神・2012年1位
澤田圭佑 2012年度 オリックス・2016年8位(立教大)
森友哉 2013年度 西武・2013年1位
中村和希 2013年度 楽天・2017年育成3位(天理大)
香月一也 2014年度 ロッテ・2014年5位
正隨優弥 2014年度 広島・2018年6位(亜細亜大)
青柳昴樹 2015年度 DeNA・2015年6位
福田光輝 2015年度 ロッテ・2019年5位(法政大)
高山優希 2016年度 日本ハム・2016年5位
徳山壮磨 2017年度 DeNA・2021年2位(早稲田大)
泉口友汰 2017年度 巨人・2023年4位(青山学院大/NTT西日本)
根尾昂 2018年度 中日・2018年1位
藤原恭大 2018年度 ロッテ・2018年1位
横川凱 2018年度 巨人・2018年4位
柿木蓮 2018年度 日本ハム・2018年5位
中田惟斗 2019年度 オリックス・2019年育成3位
仲三河優太 2020年度 西武・2020年7位
池田陵真 2021年度 オリックス・2021年5位
松浦慶斗 2021年度 日本ハム・2021年7位
松尾汐恩 2022年度 DeNA・2022年1位
前田悠伍 2023年度 ソフトバンク・2023年1位

■2024年度大阪桐蔭高の注目選手

毎年スター選手を揃える大阪桐蔭高だが、今年度のチームも注目選手が目白押しだ。ここではラマル・ギービン・ラタナヤケ、徳丸快晴、平嶋桂知の3人をピックアップする。

ラマル・ギービン・ラタナヤケ(らまる・ぎーびん・らたなやけ)

スリランカ人の両親を持つ右打の内野手。身長180cm・体重82kgの体格から長打を量産するスラッガー。1年秋からベンチ入りし、公式戦に出場。2年春のセンバツで全国デビューを果たし、春季大阪大会から4番に座る。

2年秋にはチームを大阪大会、近畿大会優勝に導き、明治神宮大会では一発も放った。3年春のセンバツでは打率1割台に終わったが、力強いスイングを見せた。守備力に課題があるが、既に高校通算30本塁打を超えており、ドラフト候補としても期待がかかる。

徳丸快晴(とくまる・かいせい)

野球界では珍しい両投げ左打ちの選手。外野守備では左投げ、三塁守備では右投げを使い分ける。1年秋から公式戦に出場し、2年春のセンバツでは打率.333(12打数4安打)の活躍を見せた。その後も主軸として活躍し、3年春のセンバツではベスト8進出に貢献。3年春までに高校通算31本塁打を放っている。

兄の徳丸天晴(てんせい/NTT西日本)は、智辯和歌山高の4番として2021年夏の甲子園で優勝。2024年ドラフトでは兄弟でのドラフト指名に注目が集まる。

平嶋桂知(ひらしま・かいち)

186cm・84kgの大型右腕。最速154キロのストレートに、切れ味鋭いツーシームやスプリットなどを操る本格派だ。大阪桐蔭高では1年秋からベンチ入りも、2年春のセンバツでは登板なし。同秋からエースの座を掴み、チームを明治神宮大会へと導いた。

3年春のセンバツでは1回戦と準々決勝の2試合に登板し、11回を投げて2失点の好投を見せた。

■大阪桐蔭高を指揮する西谷浩一監督について

西谷浩一(にしたに・こういち)

1969年9月12日生まれ。報徳学園高から関西大では捕手としてプレーし、大学3年時には控え捕手として全日本大学野球選手権優勝を経験した。1993年秋から大阪桐蔭高のコーチ、1998年秋から同高の監督に就任。監督として甲子園通算69勝は歴代最多。

これまでに中村剛也(西武)や中田翔(中日)、藤浪晋太郎(メッツ傘下)、森友哉(オリックス)、根尾昂(中日)ら多くのプロ野球選手を育てた。

※成績は2024年春のセンバツ終了時点

■2024年度大阪桐蔭高の公式戦成績(23年秋~)

2023年

秋季大阪大会:優勝

  • 2回戦:太成学院大高(6-3)
  • 3回戦:関西創価高(12-3)
  • 4回戦:上宮高(9-1)
  • 5回戦:近大付高(3-2)
  • 準々決勝:大体大浪商高(5-4)
  • 準決勝:桜宮高(18-1)
  • 決勝:履正社高(3-2)

秋季近畿大会:優勝

  • 1回戦:高田商高(6-0)
  • 準々決勝:報徳学園高(4-3)
  • 準決勝:京都国際高(4-0)
  • 決勝:京都外大西高(2-1)

明治神宮野球大会:初戦敗退

  • 準々決勝:関東第一高(5-9)

2024年

春のセンバツ:ベスト8

  • 1回戦:北海高(7-1)
  • 2回戦:神村学園(4-2)
  • 準々決勝:報徳学園(1-4)

春季大阪大会:ベスト8

  • 2回戦:八尾高(13-2)
  • 3回戦:大阪府立いちりつ高(10-0)
  • 4回戦:近大付高(10-3)
  • 5回戦:泉陽高(7-0)
  • 準々決勝:大阪学院大高(1-2)