京都国際高出身のプロ野球選手一覧、2024年チームの注目選手・戦績は?|高校野球

2024-08-23
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時事通信

近年、急速に力をつけており、5年連続でプロ野球選手を輩出している京都国際高。同校出身のプロ野球選手、2024年度のチームの注目選手、戦績などについて紹介する。


■京都国際高出身のプロ野球選手一覧

※NPBのみ
※ドラフト制(1965年)以降

選手名 卒業年度 球団 プロ入り年・順位(経歴)
申成鉉 2008 広島 2008年4位
曽根海成 2013 ソフトバンク 2013年育成3位
清水陸哉 2016 ソフトバンク 2016年育成5位
上野響平 2019 日本ハム 2019年3位
釣寿生 2020 オリックス 2020年育成4位
早真之介 2020 ソフトバンク 2020年育成4位
中川勇斗 2021 阪神 2021年7位
森下瑠大 2022 DeNA 2022年4位
浜田泰希 2023 日本ハム 2023年育成1位
杉原望来 2023 広島 2023年育成3位
⾧水啓眞 2023 ソフトバンク 2023年育成8位

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■2024年度京都国際高の注目選手

今年の京都国際高は新チームになってから秋、春といずれも好成績を残している。ここでは中崎琉生、藤本陽毅、西村一毅の3人をピックアップする。

中崎琉生(なかざき・るい)

177cm78kgのバランスの取れた身体をしなやかに使い、最速143キロのストレートを投げ込むスリークォーター左腕。1年秋からベンチ入りし、2年夏も公式戦に登板した。2年秋から主将・エースの座を担い、京都大会準優勝、近畿大会ベスト4進出。8試合62回を投げて防御率0.73と抜群の安定感を見せ、センバツ出場に貢献した。

3年春もエースナンバーを背負い、京都大会、近畿大会を制した。プロからも注目を浴びる左腕だ。

藤本陽毅(ふじもと・はるき)

チームの中心的役割を担う遊撃手。卒業生の上野響平(オリックス)に憧れ、プロ入りを目指して福岡から京都国際高へと進学した。

身長170cmと小柄ながら、1年夏から遊撃レギュラーを掴み、夏の甲子園にも出場。2年秋は京都大会中に急性肝炎を患い、近畿大会はベンチ外だったが、3年春のセンバツは「3番・遊撃」で出場し、4打数3安打の活躍を見せた。3年春の近畿大会では「4番・遊撃」で出場し、優勝に貢献した。

西村一毅(にしむら・いっき)

今春、急成長を見せている2年生左腕。最速136キロを投げ込み、スライダー、カーブ、チェンジアップを操る。1年秋の公式戦は1試合1/3回のみの登板で、春のセンバツもベンチ外だった。

しかし2年生となった今春、明石商高との近畿大会1回戦、智辯和歌山高との決勝戦といずれも完投勝利をマーク。チームを初の近畿大会優勝へと導いた。3学年先輩の森下瑠大(DeNA)に憧れて入学した。


■京都国際高を指揮する小牧憲継監督

小牧憲継(こまき・のりつぐ)

1983年7月17日生まれ。京都成章高、関西大で内野手としてプレー。大学卒業後はは銀行員を経て、2008年から京都国際高の監督に就任した。監督として春2回、夏2回甲子園に出場を果たしている(新型コロナのため春1回辞退)。

これまでに曽根海成(広島)、中川勇斗(阪神)、森下瑠大(DeNA)らを育てた。


■2024年度京都国際高の公式戦成績(23年秋~)

2023年

秋季京都大会:準優勝

  • 1回戦:京都海洋高(12-0)
  • 2回戦:莵道高(8-0)
  • 3回戦:乙訓高(10-0)
  • 4回戦:京都両洋高(8-0)
  • 準々決勝:福知山成美高(9-1)
  • 準決勝:立命館宇治高(7-0)
  • 決勝:京都外大西高(1-2)

秋季近畿大会:ベスト4

  • 1回戦:田辺高(3-2)
  • 準々決勝:近江高(1-0)
  • 準決勝:大阪桐蔭高(0-4)

2024年

春のセンバツ:1回戦敗退

  • 1回戦:青森山田高(3-4)

春季京都大会:優勝

  • 1回戦:京都成章高(7-1)
  • 準々決勝:鳥羽高(6-4)
  • 準決勝:京都両洋高(9-8)
  • 決勝:京都外大西高(2-1)

春季近畿大会:優勝

  • 1回戦:明石商高(8-1)
  • 準決勝:天理高(5-1)
  • 決勝:智辯和歌山高(3-2)

夏の京都大会:優勝

  • 2回戦:京都成章(3-0)
  • 3回戦:洛水(7-0)
  • 4回戦:塔南・開建(4-3)
  • 準々決勝:西城陽(11-3)
  • 準決勝:龍谷大平安(11-1)
  • 決勝:京都外大西(14-3)

夏の甲子園:

  • 1回戦:札幌日大(7-3)
  • 2回戦:新潟産大付(4-0)
  • 3回戦:西日本短大付(4-0)
  • 準々決勝:智弁学園(4-0)
  • 準決勝:青森山田(3-2)
  • 決勝:関東第一(2-1)