【2024年プロ野球ドラフト会議】高校生の注目ドラフト候補一覧

2024-09-19
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(時事通信)

■2024年ドラフト候補の高校生投手

洗平比呂(あらいだい・ひろ)

所属:八戸学院光星高
投打:左投左打

元中日ドラゴンズの洗平竜也氏を父に持つ左腕。1年(2022年)夏の甲子園で全国デビュー。愛工大名電戦(2回戦)に先発し5回1失点(自責0)、奪三振4の内容だった。その後、2年夏、3年春と甲子園に出場している。3年春のセンバツでは2試合で17回を投げ防御率2.12の成績だった。

ストレートとスライダーを軸に、カーブやチェンジアップなどの緩い変化球も交えた緩急のあるピッチングが持ち味。三振を多く奪うというよりは打たせて取るタイプ。最速は140キロ台後半だが、2024年春のセンバツでは130キロ台が多かった。球速のアベレージを上げることができるかが鍵となりそう。

小川哲平(おがわ・てっぺい)※9月6日にプロ志望届提出

所属:作新学院
投打:右投右打

1年時からベンチ入りし、2年春、3年春の甲子園に出場。3年春のセンバツでは初戦の神村学園戦で5回4失点(自責3)と崩れ、初戦敗退となった。特に制球面で苦しみ、与四死球は6。秋に栃木大会優勝、明治神宮大会で準優勝したときのような投球ができなかった。

身長184センチ、体重96キロとがっしりした体型。ストレートの最速は140キロで、スライダー、カットボールなどの変化球を織り交ぜ、低めへの制球力で勝負するタイプ。

今朝丸裕喜(けさまる・ゆうき)※9月19日にプロ志望届提出

所属:報徳学園高
投打:右投右打

2年春、3年春と甲子園に出場。今春のセンバツでは4試合に登板し、24回1/3を投げ、防御率1.85の好内容でチームを準優勝に導いた。準々決勝の大阪桐蔭高戦では9回1失点完投、被安打5、無四球と好投し、平嶋桂知との投げ合いを制した。

身長188センチ、74キロと細身の長身。角度のあるストレートの最速は150キロを超えるが、今週のセンバツでは130キロ台後半から140キロ台中盤だった。スライダー、フォーク、カーブといった変化球を扱う。春のセンバツ後に行われたU-18代表候補選手強化合宿にも参加した。

清水大暉(しみず・だいき)※9月6日にプロ志望届提出

所属:前橋商
投打:右投右打

2年夏の甲子園に出場し1試合に登板するも、2/3回を投げ5失点(自責1)と打ち込まれた。エースとして臨んだ2年の秋の群馬大会準決勝で敗れ、関東大会への出場はならなかった。

身長190センチの長身から角度のあるストレートを投げ込む。変化球はカーブ、スライダー、フォークなどを操る。奪三振力が高くポテンシャルを秘めた存在。

平嶋桂知(ひらしま・かいち)

所属:大阪桐蔭高
投打:右投両打

2年春のセンバツでベンチ入りし、2年秋からエースに。秋の大阪大会決勝で履正社高に9回2失点完投勝ちを収めた。近畿大会を制し臨んだ明治神宮大会では、関東一高戦で5回4失点(自責3)の内容で初戦敗退。今春のセンバツでは初戦の北海高戦で7回無失点、7奪三振の好投を見せるも、準々決勝の報徳学園高戦では4回2失点の内容で敗れている。

身長186センチの長身右腕で最速は150キロを超える。春のセンバツでは149キロを記録した。変化球はスライダー、ツーシーム、カットボールなど。その後に行われたU-18代表候補選手強化合宿にも参加した。


■2024年ドラフト候補の高校生捕手

只石貫太(ただいし・かんた)

所属:広陵高
投打:右投右打

2年春から3季連続で甲子園に出場し、2年生時から主軸を務める強打の捕手。3年春のセンバツでは「4番・捕手」として7打数1安打の成績だった。身長178センチと決して体は大きくないが、木製バットで本塁打を打てるパワーが魅力。

春のセンバツ後に行われたU-18代表候補選手強化合宿に参加。紅白戦では3安打を放つ活躍をした。

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箱山遥人(はこやま・はると)※9月18日にプロ志望届提出

所属:健大高崎高
投打:右投右打

2年春と3年春の甲子園に出場。3年春は「4番・捕手」として打率.444(18打数8安打)の活躍を見せチームを優勝に導いた。捕手としても2名の投手を巧みにリードし5試合でで7失点(自責5)と結果を出した。

身長176センチ、83キロのガッシリとした体型でパワーが売りのひとつ。力強いスイングで長打を量産。春のセンバツ後に行われたU-18代表候補選手強化合宿では、木製バットを使用し本塁打を放った。


■2024年ドラフト候補の高校生内野手

石塚裕惺(いしづか・ゆうせい)※9月18日にプロ志望届提出

所属:花咲徳栄高
投打:右投右打

身長181センチ、81キロの大型遊撃手。1年時から主軸を任されており、2年夏の埼玉大会では7試合で打率.474(19打数9安打)と爆発。2年秋は埼玉大会を制し関東大会へと出場する。関東大会では初戦の横浜高戦では2打数2安打、1本塁打、続く常総学院高戦でも4打数3安打と絶好調。合計で打率.833、1本塁打と好成績を残した。

走攻守揃っており、打撃では当てにいくのではなく振り切るスタイル。3年春までに甲子園への出場経験はないが、4月に行われたU-18代表候補選手強化合宿に参加した。

ラマル・ギービン・ラタナヤケ※9月17日にプロ志望届提出

所属:大阪桐蔭高
投打:右投右打

スリランカ人の両親を持つ右の長距離砲候補。ツボにはまったときの飛距離は抜群で長打を量産できる。1年時からベンチ入りを果たし、2年春の甲子園にも出場した。

2年秋からは主力となり、近畿大会では打率.500(12打数6安打)と打線を引っ張りチームを優勝に導く。明治神宮大会では関東一高戦で逆方向への本塁打を含む3安打と気を吐いた。しかし春の甲子園では3試合で打率.182(11打数2安打)と苦しんだ。


■2024年ドラフト候補の高校生外野手

徳丸快晴(とくまる・かいせい)

所属:大阪桐蔭高
投打:両投左打

珍しい両投げの選手。内・外野どちらもこなすが外野時は左投げ、内野時(三塁)は右投げでプレーしている。1年秋の明治神宮大会で全国大会デビューを果たした。2年春のセンバツでは新2年生ながら「3番・ライト」で4試合に出場。打率.333(12打数4安打)と好結果を残す。

2年夏は大阪府大会では決勝で履正社高に敗れ甲子園出場とはならなかった。3年春のセンバツでは3試合で打率.182(11打数2安打)と苦しんだ。

バットコントロールに優れ、コンタクト能力が高く、逆方向にも強い打球を放つ。一方で本塁打を量産するパワーもある。

モイセエフ・ニキータ※9月9日にプロ志望届提出

所属:豊川高
投打:左投左打

両親はロシア出身だが、ニキータ本人は日本生まれの日本育ち。今春のセンバツで大会第1号本塁打を放ち、知名度が飛躍的に上がった。

打撃が売りの強打の外野手で2年秋の東海大会では打率.625と大爆発。チームを東海王者へと導いた。明治神宮大会では星稜高に準決勝で敗れたものの、2試合で5打数3安打とここでも結果を残している。

甲子園で一発を放つことができる長打力はもちろん、センターを守れる守備力と肩もありスケールは大きい。

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