侍ジャパン野手・打者陣、予想される先発メンバー・レギュラー・打順の構成は?|WBC 2023

2023-02-14
読了時間 約3分

3月8日に開幕する野球世界一決定戦・WBC(2023 WORLD BASEBALL CLASSIC)の出場登録選手が、米国時間2月9日に発表された。侍ジャパン(日本代表)は1月26日に発表された登録予定選手からの変更はなし。

侍ジャパンは2月17日から宮崎キャンプを開始するが、その見学に必要な入場整理券は13日時点で予定配布枚数に達したと、NPBエンタープライズが発表した。MLB球団所属選手の参加は未定で、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)は不参加の見込み。鈴木誠也(シカゴ・カブス)は終盤から合流の可能性とのことだが、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)はすでに帰国し、初日から参加の見込みと、ファンの期待は過熱する一方だ。

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メンバーが正式に発表されたことで気になるのが打順だ。打線は水物。各球団の4番バッターを集めてズラリと並べれば大量得点できるという甘い考えは通じない。まずは誰がレギュラーになるか、ポジションごとに考察していく。

捕手予想:キャノン砲を備えた甲斐拓也が有力

10 甲斐 拓也(福岡ソフトバンクホークス)右投右打
24 大城 卓三(読売ジャイアンツ)右投右打
27 中村 悠平(東京ヤクルトスワローズ)右投右打

キャッチャーの強打者と言って真っ先に思い浮かぶのは森友哉(埼玉西武ライオンズ)だが、今回は招集せず。栗山英樹監督がキャッチャーに求めているのは投手のリード、守備の要としての役割だと分かる。そうなると、甲斐拓也がレギュラーとなるのが正着。“甲斐キャノン”と称される強肩は、出塁したランナーに強いプレッシャーを与えるはずだ。しかし打撃面では見劣りするため、九番での起用となるだろう。

内野手予想:熾烈な競争もサードは三冠王・村上宗隆で決まり

1 山田 哲人(東京ヤクルトスワローズ)右投右打
2 源田 壮亮(埼玉西武ライオンズ)右投左打
3 牧 秀悟(横浜DeNAベイスターズ)右投右打
7 中野 拓夢(阪神タイガース)右投左打
25 岡本 和真(読売ジャイアンツ)右投右打
33 山川 穂高(埼玉西武ライオンズ)右投右打
55 村上 宗隆(東京ヤクルトスワローズ)右投左打

ダイヤモンドを守る4人のうち、村上宗隆のサード起用は確実と言える。昨季はNPB史上最年少の三冠王を達成。チーム最強の打者“四番”を任されるはずだ。また内野守備で最も重要なポジションとなるショート。このポジションを長く任されていた坂本勇人(読売ジャイアンツ)は今回選外となったため、源田壮亮の起用で間違いなさそうだ。

セカンドは山田哲人と牧秀悟の争いになる。2022年度の打撃3部門の成績を比べると、山田が打率.243、本塁打23、打点65で、牧が打率.291、本塁打24、打点87と均衡している。セカンドは山田の定位置という印象だが、牧が山田からレギュラーを奪取する可能性は皆無ではない。ただし牧はファーストでも起用されているため、セカンド山田・ファースト牧という布陣もあり得そうだ。とはいえ、ファーストの本職たちが牧に安々とポジションを譲るとは考えにくい。昨季30本塁打の岡本和真、同40本塁打の山川穂高が控えているからだ。

最終的には調子次第での起用となると予想されるが、守備の連係を考えると普段同じチームでプレーしているヤクルトの山田・村上、西武の山川・源田という組み合わせになる可能性がありそうだ。

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外野手予想:吉田正尚、鈴木誠也、もう1人は?

8 近藤 健介(福岡ソフトバンクホークス)右投左打
9 周東 佑京(福岡ソフトバンクホークス)右投左打
23 ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)右投左打
34 吉田 正尚(ボストン・レッドソックス)右投左打
51 鈴木 誠也(シカゴ・カブス)右投右打

3人で守る外野。ライトの鈴木、レフトの吉田は確定といえる。金メダルを獲得したTokyo2020でセンターを務めた柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)は今回選外。本職という点では、ソフトバンクでセンターを務める“俊足”周東佑京、あるいは北海道日本ハムファイターズからソフトバンクに移籍した近藤健介の二択となるが、おそらく栗山監督はラーズ・ヌートバーを起用すると予想される。

ヌートバーはライトで起用されることが多いものの、昨季もセンター、レフトで起用されているため、守備面での問題はなし。周東や近藤を押しのけるほどの実績があるとは言い切れないものの、NPB経験のない“黒船”を起用することで、チームに刺激を与えられるという思惑もありそうだ。これはNPB球団が“助っ人”に求めている役割にも重なる。

最後に指名打者(DH)だが、これは議論の余地なく大谷で決まりだろう。

侍ジャパン、予想される打順は?

以上を踏まえて予想される打順は、以下の通りとなる。

1番 ラーズ・ヌートバー 左
2番 大谷翔平 左
3番 鈴木誠也 右
4番 村上宗隆 左
5番 吉田正尚 左
6番 山川穂高 右
7番 山田哲人 右
8番 源田壮亮 左
9番 甲斐拓也 右

WBCではワンポイントリリーフが禁止、投手は原則少なくとも打者3人か、イニング終了まで投げる必要があるため、右打者と左打者が交互に並ぶ“ジグザグ打線”を意識する必要はなさそうだ。延長戦のタイブレーク制では無死二塁からスタート。9回までに勝利を収めることが理想だが、下位打線からでも二塁に代走・周東、代打に牧や岡本が控えているとなれば、心強い。


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