2017年以来6年ぶりに開催された野球世界一を決める国際大会、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™|以下WBC)が3月22日、野球日本代表「侍ジャパン」の優勝で幕を閉じた。
今大会では侍ジャパンから大谷翔平が指名打者部門と投手部門でダブル受賞。吉田正尚が外野手部門で受賞した。また、侍ジャパンと決勝戦で対戦したアメリカ代表からはマイク・トラウト、トレイ・ターナーらが選出された。
ここでは第1回大会から第5回大会の歴代ベストナインとMVPを振り返る。
2006年:第1回大会
第1回大会では王貞治監督率いる侍ジャパンが、見事初代王者に輝いた。栄えあるMVPには3試合で13回を投げて3勝0敗、防御率1.38をマークした松坂大輔が選出された。
また、ベストナインには松坂のほか日本から里崎智也、イチローが選出。それ以外ではイ・スンヨプ(韓国)、ユリエスキ・グリエル(キューバ)、ケン・グリフィーJr.(アメリカ)らが選ばれた。
最優秀選手賞(MVP)
松坂大輔(日本)
ベストナイン
守備 | 選手 | 国 |
---|---|---|
投手 | 松坂大輔 | 日本 |
投手 | ヤデル・マルティ | キューバ |
投手 | パク・チャンホ | 韓国 |
捕手 | 里崎智也 | 日本 |
一塁手 | イ・スンヨプ | 韓国 |
二塁手 | ユリエスキ・グリエル | キューバ |
三塁手 | エイドリアン・ベルトレ | ドミニカ共和国 |
遊撃手 | デレク・ジーター | アメリカ |
外野手 | イチロー | 日本 |
外野手 | イ・ジョンボム | 韓国 |
外野手 | ケン・グリフィーJr. | アメリカ |
指名打者 | ヨアンディ・ガルロボ | キューバ |
2009年:第2回大会
第2回大会では原辰徳監督率いる侍ジャパンが2連覇を達成。MVPにも2大会連続で松坂大輔が選出された。松坂は3試合で14.2回を投げて3勝0敗、防御率2.45の好成績だった。
ベストナインには松坂に加えて岩隈久志、青木宣親が日本から選出。韓国からキム・テギュンやイ・ボムホら4選手が、キューバからフレデリク・セペダら2選手が選ばれた。
最優秀選手賞(MVP)
松坂大輔(日本)
※2大会連続2度目
ベストナイン
守備 | 選手 | 国 |
---|---|---|
投手 | 松坂大輔 | 日本 |
投手 | 岩隈久志 | 日本 |
投手 | ポン・ジュングン | 韓国 |
捕手 | イバン・ロドリゲス | プエルトリコ |
一塁手 | キム・テギュン | 韓国 |
二塁手 | ホセ・ロペス | ベネズエラ |
三塁手 | イ・ボムホ | 韓国 |
遊撃手 | ジミー・ロリンズ | アメリカ |
外野手 | 青木宣親 | 日本 |
外野手 | フレデリク・セペダ | キューバ |
外野手 | ヨエニス・セスペデス | キューバ |
指名打者 | キム・ヒョンス | 韓国 |
2013年:第3回大会
第3回大会ではドミニカ共和国が初優勝。ロビンソン・カノがMVPに輝いた。カノは打率.469、2本塁打、6打点の大活躍を見せた。
ベストナインには前田健太、井端弘和が選出。優勝したドミニカ共和国からはカノのほか、エドウィン・エンカーナシオンら5選手が選ばれた。
最優秀選手賞(MVP)
ロビンソン・カノ(ドミニカ共和国)
ベストナイン
守備 | 選手 | 国 |
---|---|---|
投手 | フェルナンド・ロドニー | ドミニカ共和国 |
投手 | ネルソン・フィゲロア | プエルトリコ |
投手 | 前田健太 | 日本 |
捕手 | ヤディアー・モリーナ | プエルトリコ |
一塁手 | エドウィン・エンカーナシオン | ドミニカ共和国 |
二塁手 | ロビンソン・カノ | ドミニカ共和国 |
三塁手 | デビッド・ライト | アメリカ |
遊撃手 | ホセ・レイエス | ドミニカ共和国 |
外野手 | ネルソン・クルーズ | ドミニカ共和国 |
外野手 | アンヘル・パガン | プエルトリコ |
外野手 | マイケル・ソーンダース | カナダ |
指名打者 | 井端弘和 | 日本 |
2017年:第4回大会
第4回大会はアメリカが初優勝。MVPには3試合で15.1回を投げて1勝1敗、防御率2.35のマーカス・ストローマンが選ばれた。
ベストナインには日本から千賀滉大が選出。プエルトリコからはヤディアー・モリーナら5選手が選ばれた。
最優秀選手賞(MVP)
マーカス・ストローマン(アメリカ)
ベストナイン
守備 | 選手 | 国 |
---|---|---|
投手 | マーカス・ストローマン | アメリカ |
投手 | 千賀滉大 | 日本 |
投手 | ジョシュ・ゼイド | イスラエル |
捕手 | ヤディアー・モリーナ | プエルトリコ |
一塁手 | エリック・ホズマー | アメリカ |
二塁手 | ハビアー・バエズ | プエルトリコ |
三塁手 | カルロス・コレア | プエルトリコ |
遊撃手 | フランシスコ・リンドーア | プエルトリコ |
外野手 | クリスチャン・イエリッチ | アメリカ |
外野手 | ウラディミール・バレンティン | オランダ |
外野手 | グレゴリー・ポランコ | ドミニカ共和国 |
指名打者 | カルロス・ベルトラン | プエルトリコ |
2023年:第5回大会
第5回大会は3大会14年ぶりに日本が優勝。MVPには投打の二刀流で出場し、投手として2勝1セーブ、防御率1.86、打者としては打率.435、1本塁打、8打点の大活躍を見せた大谷翔平が選出された。
ベストナインには大谷翔平が投手部門と指名打者部門でダブル受賞。吉田正尚が外野手部門で受賞した。準優勝のアメリカからはマイク・トラウト、トレイ・ターナーが選ばれた。
最優秀選手賞(MVP)
大谷翔平(日本)
ベストナイン
守備 | 選手 | 国 |
---|---|---|
投手 | 大谷翔平 | 日本 |
投手 | ミゲル・ロメロ | キューバ |
投手 | パトリック・サンドバル | メキシコ |
捕手 | サルバドール・ペレス | ベネズエラ |
一塁手 | ジャン・ユーチェン | チャイニーズ・タイペイ |
二塁手 | ハビアー・バエズ | プエルトリコ |
三塁手 | ヨアン・モンカダ | キューバ |
遊撃手 | トレイ・ターナー | アメリカ |
外野手 | ランディ・アロサレーナ | メキシコ |
外野手 | マイク・トラウト | アメリカ |
外野手 | 吉田正尚 | 日本 |
指名打者 | 大谷翔平 | 日本 |
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