現地9月12日(日本時間9月13日)、「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(アメリカ・フロリダ州)のオープニングラウンド第3戦(7回制)、日本代表対オーストラリア代表の試合が行われ、日本代表が10-0(5回コールド)で勝利した。これで4連勝となり、スーパーラウンドへの進出を決めた。
日本は初回、相手の失策とワイルドピッチに押し出し四球で3点を先制する。2回には松尾汐恩(大阪桐蔭高)、浅野翔吾(高松商)らの適時打で一挙7点を追加し10-0とリードを広げる。
投げては生盛亜勇太(興南高)、吉村優聖歩(明徳義塾高)、川原嗣貴(大阪桐蔭高)が完封リレー。オーストラリア打線を封じ込めた。
馬淵史郎監督は、「初回にラッキーな得点もあって楽な展開になりました。投手がしっかり仕事をしてくれました。打線も連打やタイムリーが出たのでモヤモヤとしたものが吹っ切れたと思います。吉村も調整が遅れていましたが、ようやく投げられる状態になったので、シート打撃のつもりで投げるよう送り出しました。チャイニーズ・タイペイは現有戦力でどこまでやれるか。今後の試金石になるような試合になればと思います」とコメントした。
適時打を放った松尾は、「アメリカに来てからずっと良い状態でいられています。投手が投げるコースに関係なく逆方向に打ち返すということをテーマにしているので意識しています。木製バットなら逆方向への意識がより大切になってくると思います。良い投手が揃っているので、どう盛り立てていくかを大事にして、守備からリズムを作っていきたいです」と自身のテーマを明かした。