【箱根駅伝】オープン参加(OP)の関東学生連合チームとは? 2024年大会の出場は?

2023-12-20
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(時事通信)

毎年正月に行われる箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)にオープン参加(OP)という形で出場する関東学生連合チーム(通称『関東学連』)とは、いったいどんなチームなのか?

ここでは正式に出場する各大学チームとは一線を画す、関東学生連合チームの選手構成、選手の選出条件、2024年(第100回)大会の出場有無などについてまとめる。

関東学生連合チーム(関東学連)とは?

箱根駅伝における関東学生連合チームは、単独校として箱根駅伝に出場を果たせなかった大学の選手で編成される選抜チームのことだ。略して「関東学連」とも呼ばれる。2014年まで「関東学連選抜チーム」と呼ばれていたが、2015年から「関東学生連合チーム」に名称が変更された。

2003年(第79回大会)から編成されており(2004年・第80回、2014年・第90回は編成されず)、2007年から2013年までは本戦出場チームとして記録、順位共に公認され、原晋監督(青学大)がチームを率いた2008年・第84回大会では総合4位に入る健闘も見せたこともあったが、それ以外はオープン参加のチームとして出場してきた。オープン参加の場合、区間、各路、総合成績は記録、順位共に非公認となるが、「●位相当」という形で参考順位として表記される。

2024年の第100回大会に関東学連は出場するのか?

100回目という節目を迎える2024年大会は、関東学生連合チーム(関東学連)は編成されない。また、2023年10月に行われた箱根予選会は、関東学連以外の全国の大学にも参加の門戸が開かれたが、日本学連としての連合チームも編成されなかった。2024年大会本戦はオープン参加のチームの出場はなく、23の単独校によって争われる。

関東学連のメンバー選出要件

2023年の第99回大会の選出要件は以下の通りだった。

  • 箱根駅伝予選会の個人成績上位16名(本戦出走は10名)
  • 1校1名から選出
  • 箱根駅伝本戦出走回数がない選手(エントリー回数は除外)
  • 外国籍の留学生は対象外

2023年1月に開催された第99回箱根駅伝の関東学生連合チームのエントリーメンバーは、以下の通り。

※選手名(所属・学年/出身高・所在都道府県/予選会順位)

  • 古川大晃(東京大院4年/八代高・熊本/100位)
  • 貝川裕亮(慶應義塾大4年/美濃加茂高・岐阜/85位)
  • 川田啓仁(中央学院大4年/武蔵越生高・埼玉/74位)
  • 新田颯(育英大4年/千原台高・熊本/33位)
  • 山田拓人(拓殖大4年/倉敷高・岡山/44位)
  • 吉岡竜希(亜細亜大4年/純真高・福岡/115位)
  • 内野李彗(関東学院大3年/松浦高・長崎/77位)
  • 西村翔太(日本大3年/千種高・愛知/110位)
  • 橋本章央(芝浦工業大3年/国学院久我山・東京/36位)
  • 皆川和範(筑波大3年/春日部高・埼玉/63位)
  • 稲葉勇介(桜美林大2年/報徳学園高・兵庫/107位)
  • 榎本晃大(明治学院大2年/日大三島高・静岡/94位)
  • 工藤大和(麗澤大2年/八千代松陰高・千葉/37位)
  • 佐藤碧(平成国際大2年/盛岡大附高・岩手/84位)
  • 長谷川瑠(流通経済大2年/波崎高・茨城/34位)
  • 波多江隆人(日本薬科大2年/福岡一高・福岡/83位)

監督は箱根駅伝予選会次点校から選出されることが多いが、第99回大会は中央学院大学(予選会12位)の川崎勇二監督が務めた。