第99回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)が2023年1月2日と3日に行われ、初日の往路を制した駒澤大学が2日目の復路も危なげない走りで首位を守り、2年ぶり通算8回目の総合優勝を飾った。総合タイムは10時間47分11秒だった(記録は速報値)。
駒澤大は出雲駅伝、全日本大学駅伝と2022年度(令和4年度)の三大大会を全て制する三冠を達成。レース後のテレビインタビューで大八木弘明監督は「本当に嬉しい。選手たちに三冠というプレゼントをいただき感無量」と話した。
2位は中央大(10時間48分53秒)、3位は前回優勝で連覇を狙っていた青山学院大(10時間54分25秒)。以下、國學院大、順天堂大、早稲田大、法政大、創価大、城西大、東洋大まで上位10位のチームが第100回を迎える来年の箱根駅伝の出場シード権を獲得した。
レースは、日本テレビ系列の地上波及びTverで生中継された。
『スポーティングニュース』は注目のレースの模様をライブブログ形式でリアルタイムに更新した。
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第99回箱根駅伝 復路(第6~10区) 結果・レース経過・ハイライト
【日程】
- 2023年1月3日(火)午前8時スタート
【各区間の距離】
- 6区:20.8km
- 7区:21.3km
- 8区:21.4km
- 9区:23.1km
- 10区:23.0km
- 合計:109.6km(往復合計:217.1km)
【結果・総合順位・総合タイム(時間:分:秒)】
- 駒澤大学 10:47:11【総合優勝】
- 中央大 10:48:53【シード権獲得】
- 青山学院大 10:54:25【シード権獲得】
- 國學院大 10:55:01【シード権獲得】
- 順天堂大 10:55:18【シード権獲得】
- 早稲田大 10:55:21【シード権獲得】
- 法政大 10:55:28【シード権獲得】
- 創価大 10:55:55【シード権獲得】
- 城西大 10:58:22【シード権獲得】
- 東洋大 10:58:26【シード権獲得】
- 東京国際大 10:59:58
- 明治大 11:01:37
- 帝京大 11:03:29
- 山梨学院大 11:04:02
- 東海大 11:06:02
- 大東文化大 11:06:08
- 日体大 11:06:32
- 立教大 11:10:38
- 国士舘大 11:13:56
- 専修大 11:19:28
※関東学生連合 11:17:13(参考記録)。10位以内は2024年正月開催予定の第100回箱根駅伝の出場シード権を獲得。
【レース経過・ハイライト】
14:09 10区の区間賞、順天堂・西澤侑真(区間タイム:1時間8分42秒)がテレビインタビューに応じる。「前の選手を抜くつもりで走ったら区間賞取れて嬉しい。4年間ここにかけてやってきた。皆さんに見られながらゴールできて気持ちよかった。今年1年総合優勝を目標に取り組んできた。優勝するのは難しいと思ったし、苦しいこともいっぱいあったが、全力で取り組むことが大事。後輩たちもがんばってほしい」(要約)
14:05 優勝した駒澤大の監督と選手がテレビインタビューに応じる。いずれも要約。
大八木弘明監督「本当に嬉しい。選手たちに三冠というプレゼントをいただき感無量。昨年4月に選手から『三冠を狙うのでよろしくお願いいたします』と言われ、『やるか』とがんばってきた。選手たちに感謝。今回の箱根はエースクラスの選手が体調を崩して起用できなかったが、層の厚い選手層を作ろうと思ってやってきた。補欠の選手もしっかり走れる見込みがあった。各選手が5番以内を取ればたぶん勝てる、と言ってきた。勝ててよかった。(選手たちは)最高の子供です。嬉しいです。平成の常勝軍団と言われましたが、令和もいい形で勝ってきている。この力を続けていきたい。いい選手が揃っているので来年も優勝できる(力がある)。常勝軍団にしたい」
1区・円健介(4年)「初めての箱根駅伝。箱根駅伝が夢でこの大学に入ってきた。(沿道に)応援してくれる方々がいっぱいいて、これが箱根駅伝なんだと感じることができた」
2区・田澤廉(4年)「自分自身、不安があったがやるべきことをやろうということで2区を走らせてもらった。悔いはないです。世界陸上ハンガリーとパリ・オリンピックとあるが、1万メートルで勝負したい。がんばる」
3区・篠原倖太朗(2年)「昨年は当日変更で走れず悔しい思いした。今年は走れて優勝できてよかった。駒澤のエースとしてレベルが低いと言われないようにがんばる」
4区・鈴木芽吹(3年)「いろんな方々に支えられて、三冠を達成できて嬉しい。自分たちの学年でも三冠したいと思っていた。達成できて嬉しい」
5区・山川拓馬(1年)「上りで詰められたが下りで離せた。上りに反省があるのでがんばりたい。ゴールテープ切ったのは初めてでうれしかった」
6区・伊藤蒼唯(1年)「目標の区間賞は当然。目標タイムを達成できたよかった。湯本のあたりで高校の監督がいたので、ガッツポーズをした」
7区・安原太陽(3年)「去年の悔しさ。迷惑かけた。借りを返すという意味でしっかり走ろうと思って走った。(4区の鈴木)芽吹も言っていた通り、僕たちの代でも三冠しにいきたい」
8区・赤星雄斗(3年)「前回は当日変更で悔しい思いをした。今日まで忘れずに練習積んできた。自信を持ってできた。途中躓いて焦ったが、自分を信じて走った」
9区・山野力(4年)「後輩がこんなにがんばっていたので、(キャプテンの自分がやらないと)しめしがつかないのでしっかり後ろを離せるように走った。(一般入試からの入部だったが)箱根で優勝すると決心して入学した。ブレずにやってきた」
10区・青柿響(4年)「アンカーということでチームの順位が自分の走りで決まってしまうというプレッシャーがあった。残りの9人が競り合いに勝ってつないできたタスキ。(ゴール時は)三冠目だったので3つの指を立てた」
13:50 専修大が最後のチームとしてフィニッシュ(総合20位)。
13:48 関東学連が復路20番目でフィニッシュ(総合20位相当。オープン参加のため順位は参考記録)。
13:46 国士舘が復路19番目でフィニッシュ(総合19位)。
13:42 東海大が復路18番目でフィニッシュ(総合15位)。
13:41 立教大が復路17番目でフィニッシュ(総合18位)。
13:40 日体大(総合17位)、大東文化大(総合16位)、帝京大(総合13位)、山梨学院大(総合14位)がフィニッシュ。
13:38 明治大が12位でフィニッシュ。
13:36 東京国際大が10位から1分31秒差の11位でフィニッシュ。惜しくもシード権獲得ならず。
13:35 城西大と東洋大の最後の順位争い。最後の直線の争いを制した城西大が9位、東洋大が10位でゴールし、来年の第100回箱根駅伝のシード権を獲得。
13:32 さらに國學院、順天堂、早稲田、法政大、創価大が次々とフィニッシュ。
13:31 首位から7分15秒差、連覇を目指した青学は3位でフィニッシュ。
13:25 続いて中央大・助川、首位から1分42秒差、総合2位でフィニッシュ。
13:24 駒澤大・青柿が両手で今年度三冠を示す3本の指を立ててゴール! 2年ぶり通算8回目の総合優勝!(距離:23.0km、区間タイム:1時間9分18秒、復路タイム:5時間24分1秒、総合タイム:10時間47分11秒)
13:22 駒澤大・大八木監督が車を降りてゴールラインへ。駒澤大のメンバーも一列に並んで青柿の到着を待つ。
13:20 沿道を埋め尽くす観客の前を先頭の駒澤大・青柿が走り抜け、日本橋へ。そのままゴールへ向かう。最後のカーブを曲って右手を突き上げる。
13:15 残り5kmで國學院・佐藤がスパート。創価大・石丸を引き離して単独4位に。
13:13 10区20km手前、大手町のゴールラインまで残り3kmを迎えるなか、駒澤大・青柿が危なげない走りでトップを独走。
13:06 新八ツ山橋地点、9位で入ってきた城西大・山中と東洋大・清野が並走する激しい争い。11位東京国際大・堀畑も10位から39秒差でシード圏内をいまだ射程圏内に捉える。12位明治大・漆畑は10位から1分16秒差。
13:01 新八ツ山橋地点(10区13.5km)を青学・中倉が3位で通過。その41秒後に創価大・石丸。國學院・佐藤、法政大・高須賀、早稲田・菅野、やや遅れて順天堂大・西澤と続く。
11:47 9区の区間賞、青学・岸本大紀がテレビインタビューに応じる。「区間賞を取れて自分の仕事は果たせた。昨年の中村唯翔の記録(区間新:1時間7分15秒)を抜けず、じわじわ悔しい気持ちがこみ上げている。(5つ順位上げられたのは)みんながここまでつないでくれたおかげ。特に(8区の)田中悠登。本来なら往路で主要区間を走りたかった。迷惑かけたが、最終的に応援に応えることができた」
12:45 10区11km手前で駒澤大・大八木監督が車中から青柿に静かな口調で声掛け。「冷静に。このまま。15kmが勝負。ここで落とさないように」。青柿、右手を上げて応える。
12:42 10区7km手前、國學院・佐藤と法政大・高須賀が並走、激しい5位争いを展開。
12:35 鶴見中継所で繰り上げスタート。専修大・南は10区小島への中継目前まで来ていたもののタスキをつなぐことができず。中継地点で倒れ込み、号泣。
12:27 先頭の駒澤大、2年連続でアンカーを務める青柿は序盤の4kmをややペースが安定しない走り。中央大・助川が後を追う。
12:15 9区→10区(鶴見中継所):駒澤大・山野がトップで最終10区の青柿にタスキをつなぐ(距離:23.1km、区間タイム:1時間8分26秒、復路タイム:4時間14分43秒、総合タイム:9時間37分53秒)。続いて中央大・湯浅が1分32秒差で助川へ中継。3位の青学・岸本は区間記録に迫る快走で中倉へ。トップとは6分33秒差。続いて3位から1分以内に4位集団となっていた創価大(緒方→石丸)、法政大(中園→高須賀)、早稲田(菖蒲→菅野)、國學院(坂本→佐藤)がそれぞれ中継所へ。やや遅れた順天堂大(藤原→西澤)はトップから8分42秒差の8位。9~10位は東洋大(梅崎→清野)、城西大(平林→山中)がシード圏内で最終区へ。11位東京国際大(村松→堀畑)は10位から1分15秒差、その5秒後に明治大(下條→漆畑)が中継し、逆転&シード権獲得を目指す。10区は23.0km。
12:12 9区20km付近、3位青学・岸本は区間新記録ペースで快走。
12:09 9区21km付近、首位駒澤大を追う中央大は生麦地点(9区20.2km)での1分31秒差の縮小を狙う。
11:56 横浜駅前地点(9区14.7km)、4~7位集団を形成する法政大、早稲田、創価大、國學院が通過。集団からやや遅れて8位順天堂大も通過。
11:55 東洋大・梅崎が明治大・下條を捉えてシード圏内10位に浮上!
11:47 8区の区間賞となった東洋大・木本大地と法政大・宗像直輝(区間タイム:1時間4分16秒)がテレビインタビューに応じる。
東洋大・木本「まさかという気持ち。チームとしてはこれから。後の選手につなげた」
法政大・宗像「1~2年生と補欠だったなか、このような結果を取ることができて嬉しい。自分の強みを出して、最後粘り強く走れたのが良かった」
11:44 9区11km手前、3位集団を青学・岸本が牽引。やや下がって創価大、法政大、早稲田、國學院が続く。
11:39 11位東洋大・梅崎はシード権圏内の10位から39秒差で権太坂地点を通過。およそ1分後、12位東京国際大・村松も続く。
11:37 青学・岸本が3位集団5人に追いつき、一気に抜き去って3位に浮上!
11:34 9区8km手前、3~7位争いは依然として5チームの争い。集団から数10メートル差で8位青学・岸本も迫る。
11:29 駒澤大・山野が権太坂地点(9区7.8km)をトップで通過。続いて中央大・湯浅も1分31秒差で走り抜ける。
11:26 戸塚中継所で繰り上げスタート(先頭から20分差以降)。関東学連・佐藤(平成国際大)は惜しくもタスキをつなぐことができず。
11:25 9区6km付近、先頭は依然として駒澤大。山野がここまで1km3分を切るペースで快走し、中央大・湯浅を引き離す。
11:24 3位争いに創価大・緒方も割って入る。5チームによるデッドヒートに。
11:18 9区序盤で3~6位争いが激化。國學院・坂本、早稲田・菖蒲、順天堂大・藤原、法政大・中園の4人がほぼ並走状態となる。
11:06 8区→9区(戸塚中継所):駒澤大・赤星がトップで9区山野にタスキをつなぐ(距離:21.4km、区間タイム:1時間4分37秒、復路タイム:3時間6分17秒、総合タイム:8時間29分27秒)。続いて中央大・中澤が1分5秒差で湯浅に中継。國學院・高山はトップから6分35秒差の3位で坂本へつなぐ。その1秒差で4位は早稲田(伊福→菖蒲)。その9秒後、法政大(宗像→中園)が続き、創価大(桑田→緒方)、順天堂大(平→藤原)と中継。8位はトップから7分32秒差で青学(田中→岸本)。9位明治大(加藤→下條)はシード権獲得へ前進。10位城西大(桜井→平林)もシード権圏内で9区へリレー。東洋大(木本→梅崎)は10位から33秒差。その45秒後、東京国際大・宗像が倒れ込みながら9区村松にタスキを託す。9区は23.1km。
11:00 10位から58秒差で11位東京国際大、続いて12位で東洋大が遊行寺坂へ。
10:55 遊行寺坂地点(8区15.9km)を3位國學院、4位早稲田、5位創価大、6位順天堂大、7位法政大、8位青学が通過。少し離れて明治大、城西大が坂へ。ここまでシード権圏内。
10:54 遊行寺坂を登りきって平坦な道に出た駒澤大・赤星。依然首位をキープし、9区の戸塚中継所へ向かう。
10:50 6~8位集団を形成していた順天堂大・平と法政大・宗像が前へ。青学・田中を引き離す。
10:48 先頭の駒澤大・赤星が一気に上り坂となる遊行寺坂(8区15.9km)に入る。中央大・中澤も40秒差で追う。
10:46 トップの駒澤大・赤星が15km地点で給水。追う中央大・中澤も200数十メートルのところまで迫る。まもなく遊行寺坂へ。
10:30 7区の区間賞となった創価大4年・葛西潤と明治大3年・杉彩文海(区間タイム:1時間2分43秒)がテレビインタビューに応じる(要約)。
創価大・葛西「チームの流れを変えたかった。ひとつでも順位上げたかったので役割果たせた。(残り3区の選手には)応援してくれる人、自分のために楽しんで走ってほしい」
明治大・杉「沿道からの声援が経験したことのないもので、背中を押してくれた。チームの目標がシード権獲得なので、そこに引き上げることができて自分の役割を果たすことができた。8~10区は4年生。チームのために時に心を鬼にして引っ張ってくれた。シード権を獲得できるように応援して、大手町で待ちたい」
10:22 茅ヶ崎地点(8区6.9km)、駒澤大・赤星がトップで通過。46秒差で中央大・中澤が追走。
10:18 8区3km付近で6位争いが激化。青学・田中、法政大・宗像、順天堂・平が並走。
10:17 10位の明治大・加藤(当日変更)が9位の城西大・櫻井をかわしてまた順位を上げる。
10:01 7区→8区(平塚中継所):駒澤大・安原がトップで赤星(当日変更)にタスキを託す(距離:21.3km、区間タイム:1時間3分18秒、復路タイム:2時間1分40秒、総合タイム:7時間24分50秒)。続いて中央大・千守が43秒差で中澤へ繫ぐ。國學院・上原がひとつ順位を上げて同じ1年生の高山へ中継。トップとは5分40秒差。その13秒後に早稲田・鈴木が4位で、40秒後に5位の創価大・葛西が桑田へ繫ぐ。続いて、法政大、順天堂大。青学はさらに順位を落として8位で中継。9位城西大、10位明治大の中継直後、11位東京国際大も明治と14秒差で中継。激しいシード権争い。やや遅れた12位東洋大は10位明治から1分45秒差。8区は21.4km。
10:00 明治大・杉が東京国際大・山岸をかわして10位に浮上! 小田原中継所時点の1分22秒差を逆転。
9:57 シード権圏内まであとひとつに迫る11位の明治大・杉が10位の東京国際大・山岸の背中を捉える。
9:56 3位の國學院・上原が残り4kmでスパート。早稲田・鈴木を引き離しにかかる。
9:54 2位の中央大・千守が快走。首位・駒澤大まで41秒差に差を詰める(大磯地点)。
9:43 二宮地点(7区11.8km)、明治大・杉が順位をひとつ上げて11位で通過。東洋大・佐藤は12位に。
9:37 激しい3~4位争い。早稲田・鈴木が國學院・上原をぴったり追走。さきほど抜かれたものの諦めずに食らいついていく。5位の創価大・葛西も13秒差で前を狙う。
9:32 中継時38秒差あった國學院・上原が快走。3位の早稲田・鈴木の背後に迫って抜き去る。
9:20 6区の区間賞、駒澤大・伊藤がテレビインタビューに応じる。「緊張とワクワクが半分半分。『大平台からキツいよ』と聞いていたが踏ん張れた。区間賞を取れて良かった。順位が決まった状態で走るのは初めてで緊張した。(山下りは)小涌園までいい感じだったが、そこから傾斜が急になったり平坦になったりしてかなり足に来た。全力を出そうとがんばった。監督が合流して中央大学さんの状況を聞いてもう一回がんばれたのが良かった」
9:12 20位国士舘、関東学連が中継。6区の区間賞は駒澤大1年・伊藤蒼唯に(区間タイム:58分22秒)。
8:58 6区→7区(小田原中継所):駒澤大・伊藤がトップで7区・安原へタスキを繫ぐ。1年生が見事復路第一走者の大役を果たす(距離:20.8km、区間・復路タイム:58分22秒、総合タイム:6時間21分32秒)。続いて47秒差で中央大・若林が千守(当日変更)に中継。4分59秒差で早稲田・北村が鈴木(当日変更)に、5分37秒差で國學院・島﨑が上原に、6分39秒差で法政大・武田が宮岡に中継。以下、創価大、青学、順天堂大、東京国際大、城西大までがシード圏内で7区へ。11位の東洋大(西村→佐藤)は10位から1分15秒差、明治大(堀→杉)は同1分22秒差、東海大(川上→竹割 ※当日変更)は同1分46秒差で中継。以下、復路一斉スタートの帝京大、山梨学院大、大東文化大、日体大、専修大、立教大が次々と中継。7区は21.3km。
8:51 國學院・島﨑が青学・西川を抜き去り4位に浮上。
8:46 早稲田・北村が青学・西川を一気に抜き去り3位に浮上。
8:43 4位の早稲田・北村が前を行く青学・西川を射程圏内に捉える。大平台地点で18秒差。
8:39 駒澤大・伊藤が大平台(6区13.4km)をトップで通過。続いて中央大・若林も51秒差で通過。
8:34 9位創価大・濱野、10位城西大・大沼が小涌園前を通過。11位の東洋大・西村は37秒差で追う。
8:30 青学・西川は小涌園前を先頭の駒澤大から3分30秒差で通過。約1分後、早稲田と國學院が4~5位で通過。
8:29 早稲田大・北村が國學院大・島﨑を抜き4位に浮上。
8:28 駒澤大・伊藤が小涌園前をトップで通過。2位の中央大・若林に45秒差とスタート時の30秒差から差を拡大。
8:10 往路で首位から10分以上差をつけられた国士舘大、山梨学院大、大東文化大、日体大、関東学連、専修大、立教大が一斉スタートし、全20チーム+学連が全て復路を走り始めた。
8:09 帝京大がスタート。
8:08 往路12位の明治大、同13位の東海大がスタート。
8:07 往路11位、シード権を目指す東洋大がスタート。
8:05 続いて法政大、城西大、創価大がスタート。
8:04 続いて國學院大、早稲田大、順天堂大、東京国際大が次々とスタート。
8:02 逆転優勝・連覇を狙う青学・石川が3番目で復路スタート。
8:00 往路優勝の駒澤大の6区・伊藤が芦ノ湖をスタート! 20.8kmの山下りへ。30秒後、中央大・若林もスタート。
(レース前)7:20 復路の当日エントリー変更が公開(締め切りは6:50)。往路優勝の駒澤大は6区と8区を変更。往路2位の中央大も7区、往路3位からの逆転優勝を狙う青学は8区と9区を変更した。
▶【当日変更を反映】第99回箱根駅伝 出場校別区間エントリー選手一覧
(レース前)6:45 復路のスタート地点となる芦ノ湖の天気は晴れ。気温は6:30時点で-2度。
第99回箱根駅伝 往路(第1~5区) 結果・レース経過・ハイライト
【日程】
- 2023年1月2日(月)午前8時スタート
【各区間の距離】
- 1区:21.3km
- 2区:23.1km
- 3区:21.4km
- 4区:20.9km
- 5区:20.8km
- 合計:107.5km
【結果・順位・タイム(時間:分:秒)】
- 駒澤大 5:23:10【往路優勝】
- 中央大 5:23:40
- 青山学院大 5:25:13
- 國學院大 5:27:10
- 早稲田大 5:27:33
- 順天堂大 5:27:41
- 東京国際大 5:27:49
- 法政大 5:28:53
- 城西大 5:29:08
- 創価大 5:29:15
- 東洋大 5:30:42
- 明治大 5:31:29
- 東海大 5:31:40
- 帝京大 5:32:20
- 国士舘大 5:33:16【復路一斉スタート】
- 山梨学院大 5:33:39【復路一斉スタート】
- 大東文化大 5:36:01【復路一斉スタート】
- 日体大 5:36:33【復路一斉スタート】
- 専修大 5:38:35【復路一斉スタート】
- 立教大 5:38:51【復路一斉スタート】
※オープン参加の関東学連は19着でフィニッシュ(19位相当)、タイムは5:36:52(参考記録)。
【レース経過・ハイライト】
13:41 往路優勝の駒澤大がテレビインタビューに応じる(いずれも要約):
大八木監督「選手たちがしっかり走ってくれた。抜きつ抜かれつの試合で中継点はハラハラでした。1区の滑り出しが大事なところ、4年生(円)がしっかり走ってくれた。(5区の山川は)山が得意と言っていた。期待通りの走りをしてくれた。復路のほうが大変なので、この流れを明日に持っていきたい」
1区・円「マークする大学を決めていた。マークしていた大学に秒差をつけて走れた。青学に勝ててよかった」
2区・田澤「(3年連続の2区)今年は状態が良くないなか急ピッチで上げてきた。個人的には悔しい思いもあるが、頼もしいチーム。前半余裕持って権太坂の下りで行こうと思っていたが、継続したペースができなかったのは残念だった」
3区・篠原「いい位置で(タスキ)をもらえた。1位でいきたかったが、ある程度詰めるところまで行こうと思い、それはできた。プレッシャーはなかった」
5区・山川「初めての箱根駅伝で絶対に1位でゴールすると決めていたので良かった。上りで中央大に詰められてしまったが、下りで離せると思っていた。前半飛ばしすぎると後半動けなくなるという、箱根の5区の厳しさを知った」
13:23 往路フィニッシュ(箱根・芦ノ湖):駒澤大・山川が5区を快走し、そのまま首位でフィニッシュ。両手を上げてテープを切る。駒澤大が19年ぶり通算4回目の往路優勝! 30秒差で中央大・阿部が、さらに首位から2分2秒差で青学・脇田がゴール。続いて4分差で4位に國學院大、5位に早稲田大、6位に順天堂大(四釜が区間新)、7位に東京国際大、8位に法政大。9位は城西大・山本が区間新の快走でフィニッシュ。シード圏内の10位に6分5秒差で創価大が入った。以下、東洋大、明治大、東海大、帝京大。15位の国士舘大は首位から10分6秒差でのフィニッシュとなり、明日の復路は一斉スタートに(首位から10分差以降)。以下、山梨学院大、大東文化大、日体大、関東学連(オープン参加のため19位相当)、専修大。最終20位は首位から15分41秒差で立教大が走りきり、全チームが往路をフィニッシュした(13:39)。
13:17 逃げる駒澤大・山川。1年生ながら箱根の山にもひるむことなく力強い走り。下りが得意な中央大・阿部を引き離す快走を見せる。
13:09 芦之湯地点(残り4.8km)を駒澤大・山川がトップ通過。国道1号線の最高地点(標高874m)へ向かう。20秒差で中央大・阿部が追走。続いて2位から1分27秒差で青学・脇田。
13:03 先頭の駒澤大・山川が落ち着いた走りで逃げるも、中央大・阿部もしっかりと山川を射程圏に捉えながら追走を続ける。
12:53 小涌園前地点(11.9km)を駒澤大・山川がトップで通過。残り8.9km。続いて中央大・阿部が小田原中継所での39秒差から24秒差を詰めて15秒差で追走。その後、先頭から1分19秒差で青学・脇田、さらに、東京国際大・川端が國學院大・伊地知をかわすようにして通過。その後、早稲田大、創価大、法政大、順天堂大、10位で東海大と続く。11位の城西大・山本は区間賞ペース。
12:43 宮ノ下地点(9.3km)を駒澤大・山川がトップで通過し山登りへ。19秒差で中央大・阿部。少し離されて先頭から1分5秒差で青学・脇田が通過。東京国際大・川端は國學院大・伊地知を抜いて4位に浮上。
12:36 大平台ヘアピンカーブ地点(7.1km)を駒澤大・山川がトップ通過。19秒差で中央大・阿部、その後、青学・脇田と続く。
12:34 箱根の山登りについて日本テレビの中継で解説を務める瀬古利彦氏「トラックの記録はアテになりません」
12:32 4区の区間賞(区間新記録)、東京国際大・ヴィンセント(1時間0分0秒)がテレビインタビューに応じる。「本当にいい気持ちです」(要約)。ヴィンセントは通算3度目の区間新記録樹立となった。
12:26 駒澤大1年の山川(当日変更)が序盤から飛ばして青学・脇田(当日変更)に差をつける。続いて中央大・阿部が函嶺洞門で脇田を捉えて2位に浮上。
12:12 4区→5区(小田原中継所):残り400mを切って鈴木と太田が超絶デッドヒート! お互いにタスキを握りしめて中継所へ。駒澤大、青学がタイム差なしで往路最終5区へタスキをつなぐ(距離:20.9km、区間タイム:1時間1分、往路・総合タイム:4時間12分25秒)。39秒差で3位に中央大・吉居。4位は12位から驚異の8人抜きを果たした東京国際大・ヴィンセントが区間新記録(1時間0分0秒)の快走。続いて5位の國學院大、早稲田、創価大、法政大、東海大、明治大と10位まで次々と中継が続く。11位に順天堂大、12位に山梨学院大。20位は専修大。5区は20.8km。
12:08 小田原中継所まで残り1kmを切る直前、青学・太田が一気に前へ出て駒澤大・鈴木に差をつける。駒澤大・大八木監督は「いけいけいけ」と檄を飛ばす。続いて青学・原監督も「がんばれ」と声掛け。監督同士もヒートアップ!
12:03 先頭は小田原中継所までまもなく残り2km。青学・原監督が車から「いいぞいいぞ」と太田に声をかける。
11:56 青学・太田と駒澤大・鈴木が先頭を牽引。3位の中央大・吉居が少し遅れる。
11:53 15km手前、じわりじわりと近づいてきていた3位の青学・太田が、駒澤大・鈴木、中央大・吉居を捉えて先頭へ!
11:42 東京国際大・ヴィンセントが國學院大・藤本を10km通過地点で抜き去り4位に浮上。8人抜き!
11:38 3位の青学・太田が前半戦で快走し、先頭の駒澤大・鈴木、中央大・吉居との差を詰めていく。5位の東京国際大・ヴィンセントも4位の國學院大・藤本に迫る。
11:31 7km手前で駒澤大・鈴木が中央大・吉居駿をかわして先頭へ。
11:27 5km手前、東京国際大・ヴィンセントが創価大・嶋津を捉えて5位に浮上。4区中継時12位から一気に7人抜き!
11:25 3区の区間賞、中央大・中野翔太(区間タイム:1時間1分51秒)がテレビインタビューに応じる。「(2区の)吉居が区間賞と聞いて自分もと思った。プレッシャーは少しあったらが自分の走りをすればいけると思った。往路優勝できると思うので(残り2区の2人も)がんばってほしい」(要約)
11:23 東京国際大・ヴィンセントが4km手前付近でさらに4人抜く。
11:18 東京国際大・ヴィンセントが日体大・分須と法政大・扇をかわし、序盤でいきなり2人抜き。
11:11 3区→4区(平塚中継所):中央大・中野がトップで吉居(2区大和の弟・駿恭)に中継(距離:21.4km、区間タイム:1時間1分51秒、往路・総合タイム:3時間11分15秒)。10秒差で駒澤大・篠原→鈴木、その26秒後には青学・横田→太田(当日変更)が中継。國學院大・山本は中継直前につまづくも先頭から1分40秒差の4位で藤本(当日変更)につなぐ。約30秒後に14位から一気に順位を上げてきた早稲田大:井川。創価大、明治大、順天堂大、東海大、法政大、日体大が次々と中継。先頭から2分44秒差の12位、東京国際大・白井は注目のヴィンセント(当日変更)にタスキをつないだ。4区は20.9km。
11:01 18km付近でずっと並走してきた駒澤大・篠原が青学・横田をかわして単独2位に。120mほど前を走る先頭の中央大・中野を追う。
10:53 茅ヶ崎のポイント(14.4km)では依然として中央大・中野が先頭。青学、駒澤大も変わらず追走。國學院大、順天堂大、創価大、山梨学院大が縦に並ぶ形で続く。
10:43 浜須賀地点を中央大・中野がトップで通過。18秒差で青学・横田、駒澤大・篠原が続く。
10:36 順天堂大・伊豫田が創価大・山森と山梨学院大・村上を抜いて5位に浮上。
10:29 3区7.7km地点、先頭は中央大・中野。続いて青学・横田、駒澤大・篠原が続く。4位の國學院大・山本はさきほど抜いた山梨学院大・村上と創価大・山森に差をつける快走。
10:23 2区の区間賞、中央大・吉居大和(区間タイム:1時間6分22秒)がテレビインタビューに応じる。「本当に苦しくて、最後までペースを上げられないかと思ったが、一緒にがんばってきた(3区の)中野が待っててくれるという気持ちで、最後思いっきり行った。中盤苦しかったが青学の近藤くんにつかせてもらって最後がんばれた。ラスト1km切ってからもまだわからなかったが、監督から声をかけられて、区間賞を取りたいと思ってがんばった。(『戸塚の壁』は)壁に感じるような苦しい坂だった」(要約)
10:20 5位に22秒差で中継した國學院大・山本が一気に山梨学院と創価大をとらえて3.6km付近で追い抜き4位に浮上。
10:09 2区→3区(戸塚中継所):中央大・吉居が最後の最後でかわしてトップで3区中野に中継(距離:23.1km、区間タイム:1時間6分22秒、往路・総合タイム:2時間9分24秒)。駒澤大・田澤、青学・近藤が続いて3秒差でタスキをつなぐ。その後、約1分遅れで4位山梨学院大、5位創価大、さらに國學院大、法政大、国士舘大、順天堂大、東京国際大までが10位で中継。ここまでトップとの差は1分50秒。トップと5分34秒差で最終20位の大東文化大・ワンジルが入濱に中継。3区は21.4km。
10:07 苦しそうな表情ながら必死に逃げ切ろうとする駒澤大・田澤、追走する中央大・吉居と青学・近藤。花の2区のエースたちが最後の激走!
10:03 2区21km付近、先頭の駒澤大・田澤、中央大・吉居、青学・近藤の3人が最後の激しいアップダウン、いわゆる『戸塚の壁』に差し掛かる。それぞれ10mほどの間隔に縦一線で3区の戸塚中継所を目指す。
9:58 19秒差で駒澤大・田澤を追う2位青学・近藤と3位中央大・吉居はほぼ並走状態で激走。
9:57 12位でタスキを受けた國學院大・平林が順天堂大・三浦を捉えて7位に浮上。
9:45 14km過ぎ、青学・近藤が中央大・吉居を捉えて2位に浮上。ここまで5人抜き。抜かれた吉居もぴったりついていく。15km付近、権太坂を登りきった駒澤大・田澤は苦しそうな表情も給水で落ち着かせて下りへ。
9:38 12.3km付近、力強い走りで虎視眈々と追走していた駒澤大・田澤が中央大・吉居を抜き先頭へ。
9:35 法政大・内田が明治大・小澤をかわして6位に浮上。
9:32 6位青山学院大・近藤が山梨学院大・ムルアと創価大・ムルワを捉える。続いて4位集団となった3人が3位明治大・小澤に10.5km付近で給水しながら追いつき、次々と抜いていく。
9:26 2区8.3km付近、中央大・吉居が先頭で横浜駅前を通過。駒澤大・田澤は明治大・小澤を一気に抜き去り2位に浮上。
9:18 1区の区間賞、明治大・富田峻平(区間タイム:1時間2分45秒)がテレビインタビューに応じる。「最後の箱根駅伝で結果を残すことができて、学生競技を悔いなく終えることができ、清々しい気持ち」(要約)と語った。
9:12 中央大・吉居が駒澤大・田澤をかわして2位に上がると、先頭の明治大・小澤も捉える。3km通過後、一気に先頭へ。
9:02 1区→2区(鶴見中継所):明治大・富田が先頭で小澤にタスキをつなぐ(距離:21.3km、区間・往路・総合タイム:1時間2分44秒)。続いて8秒差で駒澤大・円、14秒差で関東学連・新田。以降、法政大、中央大、創価大、順天堂大、青山学院大、山梨学院大、日体大、東京国際大(ここまで10位)と次々と2区につなぐ。2区は23.1km。
9:00 20km過ぎ、明治大・富田が関東学連・新田をついに捉えて追い抜く。新田、ややつまづくような素振り。富田に徐々に離されかなり苦しそう。駒澤大・円にも捕まる。
8:56 19km手前で明治大・富田が一気に前に出てトップを独走する関東学連・新田を捉える。駒澤大・円も富田を追走。以下は少し離されて3位グループを形成。
8:52 17km付近、1位グループの先頭を中央大の1年生・溜池が引っ張り始め、集団が縦に伸びてくる。
8:49 立教大・林、16km付近で1位グループからやや遅れ始めるなど、集団に少しずつ変化が。関東学連・新田はいまだ独走状態をキープ。
8:43 当日変更で1区に入った専修大・千代島が14km付近で1位グループから遅れる。
8:23 関東学連・新田がぐんぐん独走。1位グループとの差は400m以上に広がる。
8:17 関東学連・新田の独走が続く。日本テレビはすでに後続を350m以上引き離しているとリポート。
8:10 関東学連・新田が後続を大きく引き離して独走。その他の20チームは少なくとも100m以上後方でやや横に広がった状態を形成。
8:02 スタートはややスローペースか。東京駅前を通過。関東学連・新田颯(育英大4年)がひとり飛び出す。
8:00 「いちについて、よーい、(銃声)」の合図とともに、第99回箱根駅伝がスタート!
(レース前)7:58 各校1区の選手たちがスタートラインに並び、緊張の面持ちでスタートの号砲を待つ。
(レース前)7:23 読売新聞社屋のウォーミングアップエリアでは1区の選手たちが入念に身体を温め、約30分後に迫る往路のスタートに備える。
(レース前)7:00 日本テレビ系列番組『まもなく箱根駅伝』がスタート。スタート地点の東京・大手町に各校応援団による応援合戦の声が響き渡る。
(レース前)6:50 往路の当日変更発表。花の2区に順天堂大が三浦龍司、中央大が吉居大和を、東京国際大は4区にヴィンセントを配置した。
出場校
- 青山学院大学(15年連続28回目)
- 順天堂大学(12年連続64回目)
- 駒澤大学(57年連続57回目)
- 東洋大学(21年連続81回目)
- 東京国際大学(6年連続7回目)
- 中央大学(6年連続96回目)
- 創価大学(4年連続6回目)
- 國學院大学(7年連続16回目)
- 帝京大学(16年連続24回目)
- 法政大学(8年連続83回目)
- 大東文化大学(4年ぶり51回目)
- 明治大学(5年連続64回目)
- 城西大学(2年ぶり17回目)
- 早稲田大学(47年連続92回目)
- 日本体育大学(75年連続75回目)
- 立教大学(55年ぶり28回目)
- 山梨学院大学(3年連続36回目)
- 専修大学(3年連続71回目)
- 東海大学(10年連続50回目)
- 国士館大学(7年連続51回目)
- 関東学生連合(オープン参加)
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