3日、箱根芦ノ湖からスタートした第95回箱根駅伝の復路は、往路で2位だった東海大学が初の総合優勝を飾った。5連覇がかかっていたものの往路で6位にあえいだ青山学院大学が2位まで順位を上げ、往路首位だった東洋大学は3位でゴールした。
東海大は7区で阪口竜平がトップ東洋大との差を20秒に縮め、8区小松陽平にたすきをつなぐタイミングでは4秒差にまで迫っていた。その後東洋大を捕らえトップに立つと、1時間3分50秒と復路8区22年ぶりの区間新記録で9区湊谷春紀につないだ。そのままトップを維持し、アンカー郡司陽大が大会新記録の10時間52分9秒でテープを切った。
往路6位だった青学大は小野田勇次がトップと5分30秒差でスタート。20キロ付近で法政大学を抜き、区間新の走りで5位に。その後7区で林奎介が3位に浮上し、8区飯田貴之にたすきをつないだタイミングで首位との差は3分48秒。その後首位との差は再び4分29秒差にまで離されるが、9区吉田圭太が3位を維持したまま3分43秒差でアンカー鈴木塁人にたすきリレー。10区で東洋大を抜き、2位でフィニッシュした。
往路首位の東洋大は6区今西駿介、7区小笹椋とトップを維持するも、8区で東海大にかわされ、50秒差で9区にたすきをつないだ。その後2位を維持したままアンカー大澤駿が首位と3分35秒差でスタートするが、青学大に抜かれ3位でゴールした。
なお、復路の順位は下記の通り。惜しくも早稲田大学、中央大学はシード権獲得とはならなかった。
1 東海大学
2 青山学院大学
3 東洋大学
4 駒澤大学
5 帝京大学
6 法政大学
7 國學院大学
8 順天堂大学
9 拓殖大学
10 中央学院大学