スポーツは素晴らしい瞬間をたくさん見せてくれる。先週末、ミネソタの野球試合でも我々に感動を与えてくれた。
トーティーノ・グレース・ハイスクールとマウンズ・ビュー・ハイスクールとの対戦で、タイ・ケーン投手がジャック・ココンから三振を奪った後、心温まる瞬間で試合の最後を締めくくった。
このハイスクールの投手はチームメートと喜びを分かち合うのではなく、幼なじみの親友を慰めに行った。
ケーンとココンは幼なじみなのだ。
ケーンはミネソタ州の地元ウェブサイトBring Me The Newsにこう話した。
「僕たちは大親友なんだ。13歳の頃からココンのことを知っていて、リトル・リーグのチームで一緒に野球をしていた。別々のハイスクールへ進学したときは辛かったけど、まだ連絡は取り合っていたよ」
ケーンがココンから三振を奪ったことでマウンズ・ビューは17対10で勝利した。マウンズ・ビューは州立大会に勝ち進むことになるが、一方でトーティーノ・グレースのシーズンは終わりを迎える結果となった。
「この試合は次へ勝ち進めるか、それとも終わりを迎えるかを決定づける大事な試合だと分かっていた。ココンに対して何かを伝えなければいけないと思った。試合の結果よりも僕たちの友情のほうが大切だということを、自分の優勝を祝う前に彼と一緒に確かめたかった」と、ケーンは打ち明けている。
原文:High school pitcher holds off celebrating so he can console childhood friend
翻訳:日本映像翻訳アカデミー