1回にプレッシャーで押された井上、2回に即対応を変え、圧勝TKO
現地5月18日、イギリス・スコットランドのグラスゴーで、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント準決勝が行われ、WBA世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)がIBF世界バンタム級王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を2回1分19秒TKOで圧勝した。
前日計量後にTwitterに綴った言葉は「負ける気がしねぇ」だった。
1回開始ゴングから、3試合連続での初回KO勝ちが出るかと観衆が固唾をのむも、ロドリゲスがそうさせず、プレッシャーで井上を後ろに下がらせた。だが、井上のパンチは確実にロドリゲスの顔面を捕らえていた。井上は冷静だった。
1回の内容を踏まえて重心を低くした井上は、2回開始間もなく左アッパーを決めると、左のフックで最初のダウンを奪った。ロドリゲスは鼻血を垂らしながらも立ち上がるが、ボディの連打を浴び2度目のダウンに。
まだやれると意地をみせるロドリゲスに、井上の猛撃が浴びせられるや、レフェリーが試合を止めて2回1分19秒TKO勝ちとなった。
大橋秀行会長は1ラウンドの内容で判定も覚悟したというが、井上自身が修正して勝利した。観衆の予想だけでなく、関係者の予想すら上回ってしまう、それが“モンスター”井上なのだろう。
世界戦での8戦連続KO勝利は日本人1位。世界戦通算勝利数は13となり、いよいよ具志堅用高、井岡一翔の14勝まであとひとつだ。
決着後、井上は決勝戦で当たる5階級覇者で現WBA世界バンタム級スーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)と握手を交わした。その際も笑顔を浮かべ、恐れを知らない井上らしさが出た場面でもあった。
“モンスター”井上は、この先も世界を驚かせる。
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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供
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「※」は提携サイト『Goal』の記事です