バスケ男女日本代表の新指揮官決定、男子はホーバス氏、女子は恩塚亨氏に

2021-09-21
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バスケットボール男女日本代表が新たな時代を迎えることとなった。

9月21日、日本バスケットボール協会は男女日本代表チームそれぞれの新ヘッドコーチを発表し、男子はトム・ホーバス氏(前女子日本代表HC)、女子は恩塚亨氏(前女子日本代表アシスタントコーチ/東京医療保健大学女子バスケットボール部HC)が就任することが決まった。

男子日本代表は、2017年4月の就任から東京オリンピックまで約4年間指揮を執ったフリオ・ラマスHCが契約満了をもって退任し、女子日本代表HCとして東京五輪で銀メダルを獲得したホーバス氏が新たに就任する。

米国コロラド州出身のホーバス氏は現在54歳で、現役時代はアトランタ・ホークスでもプレイした経験を持つ元NBA選手。日本リーグのトヨタ自動車などで活躍し、1990~1993年には4年連続で日本リーグの得点王に輝いた。

2010年からJX-ENEOSサンフラワーズでコーチを務めたホーバス氏は、2016年に同チームのヘッドコーチに昇格。女子日本代表では、2011年からアシスタントコーチを務め、2017年に同ヘッドコーチに昇格した。2012-13シーズンにはWNBAのフェニックス・マーキュリーでボランティア・アシスタントコーチも務めている。

女子日本代表は、ホーバス氏を支えるアシスタントコーチとして五輪銀メダル獲得に貢献した恩塚氏がヘッドコーチに昇格する。

大分県中津市出身で42歳の恩塚氏は、2006年に東京医療保健大学女子バスケットボール部の初代ヘッドコーチに就任し、2016年には全日本大学バスケットボール選手権(インカレ)で準優勝、2017年から2020年までインカレ4連覇を成し遂げた。

女子日本代表には、2007年にアナリストとして加わり、2012年まで同職を務めた。その後、2015年にユニバーシアード女子日本代表チームのアシスタントコーチに就任。2016年に再びアナリストとして女子日本代表に復帰し、2017年からアシスタントコーチとしてホーバス氏を支えてきた。

なお、東京五輪で3x3男女日本代表ディレクターコーチを務めたトーステン・ロイブル氏は契約満了のため退任する。今のところ新任は未定で、同協会は、今後決定する3x3の国際大会フォーマット等を考慮した上で検討する、としている。

同協会は、22日にホーバス氏と恩塚氏の日本代表HC就任に関する記者会見を開く予定だ。