栃木ブレックス開幕シリーズ(対 ライジングゼファーフクオカ)展望

2018-10-05
読了時間 約2分

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基本的な戦力

B1初代王者として迎えた昨季の栃木ブレックスは、メンバーの大幅な入れ替わりに加え、開幕から1か月でヘッドコーチ交代という大きな変化に直面。チャンピオンシップ進出こそ果たしたものの、序盤の出遅れを取り戻すことに時間を費やした。

しかし、今季は2年目を迎える安齋竜三HCの下、 主力の顔ぶれに大きな変化がない状態で開幕に向けた準備を進めている。ライアン・ロシターとジェフ・ギブスの外国籍選手を含めた主力の顔ぶれは、昨季と基本的に変わっていないため、チームケミストリー構築に必要な時間を短縮可能。昨季から機能しているプレーの質を高められることに加え、新しいセットやディフェンス対応を組み込むこともできる。それは、ロシターのコメントでも明らかだ。

「今季は昨季とほぼ同じメンバーで戦えるので、到達したいというレベルに早くできるし、それが最も重要。12月にはすべてが整い、一貫性のある状態にすることだ。何をすべきかといった質問をするようなことが1月、2月にはないようにし、チームとしての一体感ができればと思う」。

チームの絶対的リーダーである田臥勇太も、「コーチが同じ、メンバーもほぼ同じというのはすごく大きい」と話す。3ポイントシューターの喜多川修平が8月にひざを故障し、今季絶望になったのはオフェンス面で大きな痛手。しかし、安斎コーチは鵤誠司をポイントガードで使うプランを立てており、アーリーカップでも試していた。この策が機能すれば、控えポイントガードの渡邉裕規をシューティングガードで起用できることになり、山崎稜と2人で喜多川の抜けた穴はかなりカバーできるはずだ。

オフェンスの核となるのは、6年目を迎えるロシター。昨季はアシストが4.4本まで増えたものの、得点を奪う姿勢で少し積極性を欠くシーンも見られ、平均13.5点がキャリア最低の数字だった。しかし、アーリーカップでは千葉ジェッツ戦で20点、アルバルク東京戦で26点をマークしたのが、今季に向けた明るい材料と言っていい。

フロントラインはロシターを軸に、攻防両面でオールラウンドなプレーをするギブス、ハッスルプレーなど数字に出ない部分での貢献度が高い竹内公輔でローテーションを組むことになる。栃木の持ち味であるリバウンドは、この3人を抜きに語れない。オフェンシブリバウンドからの得点数で相手を上回ることができるかは、勝敗を大きく左右する要素。栃木の試合で注目すべき点は、「リバウンドとルースボール争いに勝ち、トランジションゲームで得点を奪えるか?」ということになる。

相手はB2昇格組の福岡

開幕戦で顔をあわせるのは、B2から昇格してきたライジングゼファーフクオカ。日本人選手はトップリーグでの経験豊富なベテランが多く、外国籍選手は元NBA選手で昨季まで富山グラウジーズに所属したデクスター・ピットマンを始めに、いずれも208cm以上という3人を揃えた。

アウェイで戦う栃木にとっては、ディフェンスで主導権を奪いたいところ。そのカギを握るのがガードの遠藤祐亮。オフボールでのディフェンスがうまいだけに、小林大祐や城宝匡史がボールを触れることやキャッチ&シュートを簡単にさせない仕事をできれば、福岡の強みを消すことへとつながる。B1開幕戦ということに加え、2年間在籍した古巣との対戦でよりモチベーションが高い小林に対する遠藤のディフェンスは、絶対に目が離せない。

栃木がディフェンスで注意する点としては、体重132kgを武器にフィジカルなプレーを見せるピットマンのインサイドゲーム。一昨季に栃木がホームで富山に負けた際、ピットマンは17本中11本のFGを決めるなど、27点を奪った実績がある。仮にピットマンが出場登録から外れたとしても、エリック・ジェイコブセンとベンジャミン・ローソンの得点機会を限定させることは、勝利に必要な条件と言っていい。


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