9月29日、ヨルダンにてFIBA女子アジアカップ2021グループ予選の日本対韓国の一戦が行なわれ、日本が67-62で勝利した。日本はこの勝利でグループ予選1位通過が決まり、準決勝進出が確定した。
日本の先発メンバーには馬瓜ステファニー(#3/トヨタ自動車アンテロープス)、林咲希(#27/ENEOSサンフラワーズ)、宮崎早織(#32/ENEOSサンフラワーズ)、赤穂ひまわり(#88/デンソー・アイリス)、オコエ桃仁花(#99/富士通レッドウェーブ)が名を連ねた。
日本は試合開始から連続7得点を獲得。前日のニュージーランド戦ではそこから相手に主導権を明け渡してしまったが、この日は最大13点差までリードを広げ、積極的な攻めを見せ続けた。
しかし第1クォーター終わりから韓国に反撃を許し、第2クォーター残り6分9秒には27-29と逆転された。すぐに宮崎の3ポイントショットでリードを奪い返すも、日本は再び逆転を許してしまう。前半終了間際に巻き返しを見せた日本は、37-36の1点リードでハーフタイムを迎えた。
第3クォーター残り6分9秒で41-38とリードしていた日本は、そこから5分以上無得点が続き、連続10得点を獲得した韓国にリードを許した。
43-48のスコアで迎えた最終クォーター、少し疲れがで始めた韓国に対して、日本はここまで出ていなかった速攻からの得点を立て続けに決め、逆転に成功。さらに宮崎が得意のスピードあるプレイで得点にアシストと活躍し、日本が接戦を制した。
日本の恩塚亨ヘッドコーチは「40分間フルコートで戦うというコンセプトで戦いに臨んだのですが、コートにいる選手もベンチにいる選手たちも、全員が体現してくれたなと思っています」と試合後に語った。
「その結果、チームで掴み取れた勝利を嬉しく思っています」。
18得点、7リバウンドと、苦しい時間帯に得点を繋いだ赤穂は、「最初から簡単に勝てる試合だとは思っていなかったのですが、そのなかで勝ち切ることが大事だと思っていて、あまり良いバスケはできたとは言えないのですが、勝ち切ることができて良かったと思います」と勝利を振り返った。
日本は赤穂のほかに宮崎が18得点、7リバウンド、9アシスト、オコエが10得点をマークした。
次戦、日本は10月2日にA組3位対B組2位の勝者と準決勝を戦う。