アジアカップ・女子バスケ:日本が逆転劇でオーストラリアを破り決勝進出

2021-10-02
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10月2日、ヨルダンにてFIBA女子アジアカップ2021 日本代表とオーストラリア代表による準決勝が行なわれ、第4クォーターに逆転した日本が激戦を制し、67-65の勝利で決勝進出を決めた。

日本の先発メンバーには、グループ予選と変わらず馬瓜ステファニー(#3/トヨタ自動車アンテロープス)、林咲希(#27/ENEOSサンフラワーズ)、宮崎早織(#32/ENEOSサンフラワーズ)、赤穂ひまわり(#88/デンソー・アイリス)、オコエ桃仁花(#99/富士通レッドウェーブ)が名を連ねた。

第1クォーターは外からも中からもバランスよく得点を重ね、日本が20-12とリードしたものの、第2クォーターに入るとオーストラリアがオフェンシブリバウンドを武器に、ペイント内での得点を量産し逆転。ペイント内で22得点、セカンドチャンスから10得点と、オーストラリアが日本のインサイドを圧倒した。

31-36で迎えた後半、日本は連続12得点で一気に逆転に成功するも、オーストラリアにインサイドを攻められるなどし、再びリードを失った。

2点を追う展開で迎えた最終クォーター、序盤からリードを最大7点差に広げられる苦しい展開となったが、林の3ポイントショットと馬瓜のフリースローなどで逆転に成功。試合を通して苦しめられていたリバウンドだったが、終盤は日本が立て続けにオフェンシブリバウンドを掴むことでポゼッションを繋ぎ、最後は赤穂がウィットコムの3ポイントショットをブロックし勝利を呼び込んだ。

日本の恩塚亨ヘッドコーチは「チーム一丸となって40分間フルコートで戦い抜いた結果、みんなで手にした勝利だと思っています」と勝利を振り返った。

「そうやってみんなで力を出し切って掴み取った勝利を嬉しく思っています」。

キャプテンの林は「今日は相手が大きくて何本もリバウンドを取られたり、自分たちのボールにできるというところで相手の身体の強さに何回かやられた時があったのですが、しんどくても頑張ってみんなで繋いだ結果この勝利につながったと思うので、明日も頑張っていきたいと思います」と明日の決勝戦に意識を向けた。

日本は林が3ポイントショット5本成功を含む17得点、7リバウンド、赤穂が12得点、6リバウンド、3スティール、3ブロック、山本麻衣(#23/トヨタ自動車アンテロープス)が12得点、宮崎が5得点、9アシスト、2スティールをマークした。

敗れたオーストラリアはウィットコムが16得点、7リバウンド、8アシスト、3スティール、ローレン・シャーフが12得点、15リバウンド、キーリー・フローリングが10得点を記録したものの、チームとして23ターンオーバーから23失点したことが痛手となった。

日本は3日の21時(日本時間)に開催される決勝戦で中国と対戦する。

ボックススコア


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