Bリーグ第4節 栃木ブレックスvsレバンガ北海道 レポート:初戦に逆転を許した栃木が初黒星

2018-10-22
読了時間 約3分

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第1戦スコア

    1Q 2Q 3Q 4Q 最終
  北海道 22 17 12 21 72
  栃木 15 18 24 13 70

ロシター大活躍も、北海道が逆転劇を演出

アルバルク東京戦で45分間、高い集中力を持ち続けて手にした勝利の反動なのかもしれない。栃木ブレックスはレバンガ北海道との1戦目、第1クォーター序盤でいきなり8-2と飛び出したものの、デイビッド・ドブラスのインサイド、多嶋朝飛のドライブであっさりフィニッシュされるなど、ディフェンスがいまひとつ。

「出だしから北海道のディフェンス強度が高くて、逆にうちは全然ないところから始まった」と栃木の安齋竜三コーチが語ったように、第1Qに11連続得点を奪われるなど、先に主導権を握られたのは明らか。2週連続で水曜日に敵地で試合があるという厳しい日程もあり、ジェフ・ギブスを休ませてアンドリュー・ネイミックを今季初めて起用。しかし、ネイミックは久々の実戦という感じが否めず、第2Q最初にきれいなセットプレーから1本ダンクを決めたものの、ファウルトラブルもあって15分10秒間の出場に終わった。

ただし、ライアン・ロシターは開幕からの好調を維持しており、この日も3ポイントショット3本を含む37得点の大爆発。北海道がディフェンスでスウィッチしたミスマッチをうまく突いた結果、第3Qだけで15得点を稼いでいた。栃木も第4Q序盤で10点のリードを奪い、逃げ切るかと思われた。しかし、北海道はジョゼ・ネトHCの大胆な選手起用によって、悪い流れを断ち切ることに成功する。

後半に打った3本のシュートがすべて外れていた折茂武彦に代えて、ここまで出場機会のなかった溝口秀人を残り7分36秒で投入。16秒後にゾーン・ディフェンスの上から1本目、ロシターに決められて9点差とされた直後の4分50秒に2本目の3Pを決めたことで、北海道の追い上げムードに拍車がかかったのは明らかで、ネトHCも「彼は準備ができていたね」と振り返る。

栃木はロシター以外のところでなかなか点が取れず、試合終了までのラスト5分9秒間のフィールドゴール成功数が0本。北海道は残り45秒でタイムアウトを取り、「2つくらい選択肢がありましたが、マークからの希望がありましたし、あそこの裏のスペースはミスマッチになっても通るんじゃないかと思っていました」と語る多嶋からの見事なアシストから、マーク・トラソリーニがアリウープダンクを叩き込んで70-70の同点。残り23秒からのラストオフェンスで多嶋がドライブからフィニッシュするなど、土壇場でオフェンスが機能した北海道は千葉戦の大敗から立て直し、見事な逆転勝利を手にした。

第2戦スコア

    1Q 2Q 3Q 4Q 最終
  北海道 18 16 24 12 70
  栃木 18 21 18 22 79

栃木が相手のミスからの得点を武器に勝利

連敗を避けたい栃木の安齋竜三HCは、2戦目でギブスを出場メンバーに戻し、ロシターとのフロントラインで北海道の得点源2人に対応。渡邉裕規と鵤誠司をスターターで起用し、田臥勇太を休ませる決断を下す。前日の敗因としてあげたディフェンスは、ドブラスへ早めにタブルチームをするなど、試合を通じてアクティブだった。それは、前半だけで北海道から11本のターンオーバーを奪ったことでも明白。橋本晃佑、田原隆徳が3Pショットを決めるなど、早めに起用されたベンチ陣も前半だけで16得点とステップアップ。ハーフタイムでは5点のリードを奪う。

しかし、北海道も前半沈黙したトラソリーニにエンジンがかかり、第3Qだけで8得点をマーク。ギブスのファウルトラブルも追撃の助けとなり、第4Q終盤までシーソーゲームに持ち込む。残り2分57秒に松島良豪の3Pショットで70-68とリードを奪ったものの、その後のオフェンスではポストアップしたドブラスへのパスが、立て続けにターンオーバー。渡邉のフリースロー2本とジャンプシュートへと至った4失点は北海道にとって致命傷であり、ネトHCは、「ターンオーバーが多すぎた」と振り返ったのも当然の流れ。前日の6本から一気に16本まで増え、栃木に16得点を献上してしまえば、敵地で勝つことは難しい。

栃木はセカンドチャンスからの得点で18-7と圧倒するなど持ち味を発揮し、ロシターと竹内公輔の奮闘によって、第4Qでトラソリーニを無得点に抑えることに成功。安齋HCが「今日も我慢の展開になりましたけど、後から出てきた公輔、田原、橋本が本当によくつないでくれて、残り5分スタートメンバーでしっかりとした激しいディフェンスができた結果」と語ったように、前日と対照的に攻防両面での粘り強さを終盤で発揮できたのが勝敗の分かれ目となった。オフェンスではロシターの20得点を最高に4人が二桁得点、ベンチ陣も23得点を稼いだことからも、正に全員で勝ち取った勝利と言えるだろう。

第4節終了時点の成績

栃木 6勝1敗(B1東地区1位)
北海道 3勝4敗(B1東地区4位)


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