Bリーグ第3節 栃木ブレックスvsアルバルク東京 レポート:延長までもつれる激戦を栃木が制す

2018-10-18
読了時間 約3分

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スコア

  1Q 2Q 3Q 4Q EX1 最終
栃木 20 17 16 16 10 79
A東京 16 20 19 14 5 74

先発出場メンバー

栃木ブレックス
田臥勇太(173㎝|PG)
遠藤祐亮(185㎝|PG/SG)
栗原貴宏(192㎝|SF)
ジェフ・ギブス(188㎝|PF/C)
ライアン・ロシター(206㎝|PF/C)

アルバルク東京
安藤誓哉(181㎝|PG)
菊地祥平(191㎝|SF)
馬場雄大(198㎝|SF)
竹内譲次(207㎝|PF/C)
アレックス・カーク(211㎝|C)

“Nabe Time!”

昨季相性の悪かったアルバルク東京戦の連敗ストップは、富山グラウジーズとの2戦目同様、「決めなきゃ負けるし、決めたら勝てるというところで思い切りよくやれた」と言う渡邉裕規が延長の序盤で決めた2本のジャンプシュートで4点のリードを奪った。

「今日はあまり調子が良くなかったんですけど、この間の富山戦も最後に彼が決めてくれて勝ちゲームになった。最後シュートがほしいときに出そうかなと思っていたので、それに応えてくれてよかったです」と振り返ったのは、栃木ブレックスの安齋竜三コーチ。

その後は試合終了までハードなディフェンスを維持し続け、1点差の局面でライアン・ロシターのブロックショットからルーズボールを鵤誠司が確保。残り26秒にはジェフ・ギブスがリバウンドを奪い、最後は渡邉と田臥勇太がフリースローを決めたことにより、79対74でA東京を振り切った。

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この試合での栃木は、A東京のピック&ロールに対してオールスウィッチを使い、活発なコミュニケーションからローテーションするディフェンスで対応。第1クォーターで一時8点リードを奪うなど、先にリズムをつかむ理由になったのはまちがいない。しかし、第1Q最後のオフェンスで、仕掛けが早すぎたことで起きたターンオーバーから、馬場雄大にダンクを叩き込まれる。このミスから主導権を失って第2Q途中で追いつかれると、第3Q序盤もターンオーバーが2本続くなど、一時7点差をつけられた。

ターンオーバーの多さをリバウンドでカバー

ターンオーバーが今季最多の10本(13失点)、フリースローも延長の最後で決めた4本を除けば、23本中10本成功とひどい確率だった。第4Q終盤の粘りで追いつき、延長で勝つことができたのは、ギブスとロシターの2人で30本奪うなど、リバウンドの合計で10本の差、セカンドチャンスからの得点で10-2と上回ったことが大きい。また、ロシターは試合開始からシュートのタッチがよく、アグレッシブに攻め続けた結果、Bリーグとなってから最高となる35得点の大爆発。ギブスも14本中9本という高確率でフィールドゴールを決めるなど21得点と、頼りになる外国籍が攻防両面でチームを牽引した。

A東京のピック&ロールに対しては、後半途中から昨季からやってきた形に変更し、アーリーカップで小島元基に逆転3ポイントショットを決められたプレーへもうまく順応。田中大貴が足の故障で欠場したといえ、A東京のFG成功率を38.8%に抑えたディフェンスの頑張りは賞賛に値する。それは、安齋コーチの「本当に厳しい試合になるのはわかっていましたし、お互いディフェンスのしっかりしたチームなのでそういう展開になりましたが、最後まで我慢できたのがこの勝ちにつながったと思います」というコメントでも明らかだ。

馬場が10アシストと活躍も、終盤に痛恨のミス

A東京は栃木のスウィッチディフェンスに戸惑いながらも、アレックス・カークが2本のダンクを叩き込むなど第3Qになってからうまく対応し、リードを奪う時間帯も長かった。田中を休ませたことに加え、14日のシーホース三河戦で左太腿を痛めて小島が欠場を強いられながらも、馬場が10アシストと2人の穴を埋めたと言っていいレベルの奮闘を見せる。ジャワッド・ウィリアムズが第4Q中盤でファウルアウトになりながらも、カークの15得点を筆頭に5人が二桁得点を記録するあたりは、本当に選手層の厚いチームだと改めて感じさせた。

しかし、第4Q残り31秒でパスミスによるターンオーバーを犯し、同点で迎えた残り1.7秒でフリースローを2本とも外した馬場にとっては、プロキャリアの中で最も悔しい負けになっただろう。ルカ・パヴィチェヴィッチHCが延長開始時に馬場をベンチに下げ、1分43秒経過するまで使わなかったのは疑問符をつけたくなった。馬場に対して大きな期待をしているのであれば、ミスを取り返す機会を与え、自信を失わせない策を執ってもよかったのでは? というのがその理由。20日の川崎ブレイブサンダース戦、馬場が悔しい敗戦を糧にステップアップできるかは、勝敗を左右する要素にもなりそうなこともあり、注目に値する。

第3節終了時点の成績

栃木 5勝0敗(B1東地区1位)
A東京 4勝1敗(B1東地区2位)


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