Bリーグ第5節 栃木ブレックスvs秋田ノーザンハピネッツ 展望:3連勝中の秋田が首位栃木に挑む

2018-10-24
読了時間 約2分

試合日程

・10月24日 19時05分 CNAアリーナ☆あきた

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レバンガ北海道とのホーム2連戦を1勝1敗で終えた栃木ブレックスは、中2日でB2から戻ってきた秋田ノーザンハピネッツと対戦する。秋田は4連敗でシーズンをスタートしたが、サンロッカーズ渋谷とライジングゼファーフクオカ相手に3連勝中で、B1で戦える感触を掴みつつある。

両チームともにカギはターンオーバー

昨季から指揮するジョゼップ・クラロス・カナルスHCは、多くの選手を起用しながらアグレッシブなディフェンスを40分間継続させるチームを作っている。ときにはギャンブルと思えるくらい、スティールを狙いに行くプレーも多い。福岡との2連戦では、初戦で17本のターンオーバーから21得点、2戦目も18本のターンオーバーから17得点を奪っている。

1試合平均6.9ターンオーバーがB1最少といえ、栃木は北海道に敗れた試合で10本のターンオーバーから14失点していた。速攻を狙いに行ってのロングパス、セットオフェンスを展開する際の横パスは要注意。ただし、前からプレッシャーをかけてきた場合、ジェフ・ギブスとライアン・ロシターにボール運びを任せられるのは強み。スティールからの速攻につながるライブボールのターンオーバーを限定させることが、勝つために欠かせない要素と言っていい。

外国籍選手のマッチアップも注目

ハーフコートの展開になった場合でも、今季のロシターはポストアップ、ドライブ、フローター、3ポイントショットなど様々なパターンで得点を重ねている。開幕から7試合連続で20得点以上を奪い、34得点以上がすでに3回。リバウンドとのダブルダブルも6回達成するなど、栃木の大黒柱として強烈な存在感を示している。ロシターをスローダウンさせるために、秋田がどんなディフェンス対応をするかは、注目すべきポイントのひとつになるだろう。

ロシターはパスのうまいビッグマンであり、オープンのチームメイトにいいアシストができるのも持ち味。活発なボールムーブから遠藤祐亮、渡邉裕規、山崎稜、橋本晃佑が3Pショットを決める回数が増えると、栃木は試合を優位に運べる。今季の平均7.14本を上回る数字を残し、武器であるオフェンシブリバウンドを奪ってからの得点が15得点以上になるかも、試合の行方を左右する指標としてあげておきたい。

栃木のディフェンスは厳しさと堅実さを兼ね備えており、ボールのないところでの争いも激しい。秋田の平均16ターンオーバーはB1ワースト2の数字であり、得点源であるカディーム・コールビーとジャスティン・キーナンの2人で4.6本。ディフェンスでも機動力を発揮できる栃木のフロントラインに対して彼らが辛抱強く戦い続け、トータルで40得点以上を稼がなければ、ホームであっても苦戦を強いられる可能性が増す。中山拓哉と小野寺祥太のガード陣は25〜30得点を奪い、ターンオーバーを5本以内という数字を出せるかも、秋田が勝つための条件になると予想する。


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