Bリーグ第8節 千葉ジェッツvs栃木ブレックス レポート:栃木が東地区首位決戦を制す

2018-11-08
読了時間 約2分

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スコア

    1Q 2Q 3Q 4Q 最終
  千葉 13 15 18 15 61
  栃木 18 17 17 21 73

「トランジションで走られないことが大前提」

千葉ジェッツ戦を前に安齋竜三HCがこのような言葉を発したにもかかわらず、試合開始から1分半で速攻からアキ・チェンバース、マイケル・パーカーと立て続けにフィニッシュされた栃木ブレックス。第1クォーター8分25秒にタイムアウトを取った指揮官は、選手たちに向かって10秒ほどの怒号を浴びせた。11月3日の滋賀レイクスターズ戦と違い、栃木はすぐに気持を引き締めることに成功し、竹内公輔の速攻やライアン・ロシターのセカンド・チャンスからの得点で11-0のランで13-7と逆転に成功する。

一方の千葉はスタートこそよかったものの、ターンオーバーの多さと、ディフェンシブリバウンドの確保で苦戦を強いられる。また、ギャビン・エドワーズが第1Qで無得点というスロースタートに加え、ジョシュ・ダンカンも第2Q中盤で2つというファウルトラブルに直面。それでも、ディフェンスの頑張りでロースコアの展開に持ち込み、なんとか7点差を追う形でハーフタイムを迎えることができた。

第3Q序盤と終盤に一度ずつ、千葉はリードを12点まで広げられた。大野HCは7分23秒にターンオーバーを犯したエドワーズに代えて、ダンカンを早めに投入することを決断。ダンカンは3Pショットやポストプレーで得点を重ねるなど、反撃のきっかけを作ってチーム最多となる19得点をマーク。第4Q残り3分46秒にポストアップから左手のフックショットを決めた時、千葉は3点のリードを奪っていた。

しかし、栃木は直後のオフェンスで遠藤祐亮の的確なパスを受けた鵤 誠司が、3分26秒に右コーナーから3Pショットを決めて61対61の同点。2分34秒に遠藤とのピック&ロールからロシターがバスケットカウントとなるドライブで勝ち越し。千葉は2度同点に追いつくチャンスを得たものの、1分33秒にこの試合19本目となる痛恨のターンオーバー。1分11秒には誤ったディフェンス対応から鵤を右コーナーでフリーにしてしまい、再び3Pショットを決められて6点差とされた時点で、カムバックするだけの余力は残っていなかった。

千葉の敗因はターンオーバー

「数字にもはっきり出ているとおり、ターンオーバーが敗因だと思います」と大野HCが振り返ったように、千葉は19ターンオーバーで栃木に20点を献上。オンボールでもオフボールでも厳しいディフェンス対応をしてくる相手に対し、オフェンスでここまで多くのミスが出てしまうと勝つのは難しい。持ち味であるトランジションゲームもなかなか展開できず、速攻からの得点は試合開始直後の4点を除くと、第4Qに3点を奪っただけだった。

「得点力の高い千葉をこの点数(61)で抑えられたのは、やるべきことをやれた時間が長かった」と安齋HCが振り返ったように、栃木は最初の1分半を除けば、質の高いディフェンスを継続できていた。トランジションゲームをほとんどさせなかった成果は、オープンの3Pショットを限定させ、千葉の成功数が今季の平均を3本以上下回る5本に終わったことでも明らか。富樫勇樹を起点にした千葉のピック&ロールに対しては、時間帯や局面でディフェンスの対応を変えることで、遂行力を低下させることに成功していた。

オフェンスに目を向ければ、第4Qの肝心な場面で3Pショットを連発した鵤が20得点。滋賀との2戦目で5本の3Pを決めた遠藤も16点と好調を持続し、17得点、12リバウンド、5アシストを記録した大黒柱のロシターをサポートした。ギブスも10リバウンドのうち5本がオフェンスと、栃木の武器であるセカンド・チャンスを作り出す要因になったのも勝因の一つ。第4Qで決めたシュート8本すべてにアシストが記録されるなど、オフェンスの連動性でも高評価に値する試合だったのはまちがいない。

第8節終了時点の成績

栃木 11勝2敗(B1東地区1位)
千葉 10勝3敗(B1東地区2位)


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