スロベニア代表が日本代表に大勝で準々決勝進出決定、八村塁が敗戦ながらも34得点を記録

2021-07-29
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7月29日、埼玉県のさいたまスーパーアリーナにて東京オリンピック男子バスケットボール競技、グループCの日本対スロベニアの一戦が行なわれ、スロベニアが最終クォーターで一気に点差を広げ、116-81で大勝した。

日本の先発メンバーには田中大貴(#24/アルバルク東京)、馬場雄大(#18/メルボルン・ユナイテッド/NBL)、渡邊雄太(#12/トロント・ラプターズ/NBA)、八村塁(#8/ワシントン・ウィザーズ/NBA)、ギャビン・エドワーズ(#23/千葉ジェッツ)が名を連ねた。

スロベニアはルカ・ドンチッチ(#77/ダラス・マーベリックス/NBA)、ゾラン・ドラギッチ(#30/バスコニア/スペイン)、ヤカ・ブラジッチ(#11/セデビタ・オリンピヤ/スロベニア)、ブラッコ・チャンチャー(#31/デンバー・ナゲッツ/NBA)、マイク・トービー(#10/バレンシア/スペイン)がスタート。

ドンチッチが第1クォーターがから13得点と得点を量産するのに対して、日本も八村や田中の3ポイントショットで対抗。八村もドンチッチと同じ13得点の活躍を見せ、日本は23-29と6点を追う展開で第2クォーターに突入した。

第2クォーター、日本は大きく差をつけられることなく食らいついていたものの、前半終盤に相手のオフェンシブリバウンドからの得点を許し、41-53と二桁リードを作られた状態でハーフタイムを迎えた。

八村のミドルジャンパーで開始した後半、日本はドンチッチから3ファウル目を引き出すなどしたものの、第3クォーター残り4分11秒でスロベニアに52-72と20点差のリードを作られた。

64-80のスコアで迎えた最終クォーターは、中盤に73-87からスロベニアに連続16得点を許してしまい、試合残り3分25秒で30点差まで広げられ、そのままスロベニアの大勝となった。

ドンチッチのメインディフェンダーとして守っていた渡邊は「やられる部分はしょうがないので、やられる部分を絞りながらやってはいたんですが、彼(ドンチッチ)だけでなく、チーム力的にも向こうのほうが上だった部分が多かった」と語った。

「悔しい気持ちは多いですけど、これを引きずってもしょうがないので、とにかく(次戦8月1日の)アルゼンチン戦に自分たちの持っている全てをぶつけていかなければいけないと思っています」。

スロベニアは、ドンチッチが25得点、7リバウンド、7アシスト、ドラギッチが24得点、チャンチャーが16得点、クレメン・プレペリッチ(#7/バレンシア/スペイン)が12得点をマークした。グループCで2勝目となるこの勝利により、グループ内3位以上が確定し、かつ、グループAの3位チーム(アメリカとチェコのいずれかが1勝2敗で3位になる)を上回ることが決まったため、スロベニアの決勝フェーズ進出が確定した。決勝フェーズにはグループA~Cの上位2チームと、各グループ3位の3チームのうち2チームが進出する。

2連敗となった日本は、八村がゲーム最多の34得点、7リバウンド、渡邊が17得点、7リバウンド、比江島慎(#6/宇都宮ブレックス)が10得点を記録した。

ボックススコア